Audemars Piguet が Royal Oak のオリジナルデザイン画を約7,000万円で落札
伝説的時計デザイナー ジェラルド・ジェンタの描いたデザイン画が『Sotheby’s』のオークションに登場
『Sotheby’s（サザビーズ）』は、史上最も有名な時計デザイナーであるGérald Genta（ジェラルド・ジェンタ）の功績を讃えるオークションシリーズ “Gérald Genta: Icon of Time”を今年の2月から5月にかけてジュネーヴと香港、ニューヨークの3都市で開催。先日ジュネーヴにて行われたオークションにおいて、Géraldの手掛けた〈Audemars Piguet（オーデマピゲ）〉Royal Oak（ロイヤル オーク）のオリジナルデザイン画が、なんと同社によって610,586ドルで落札されたことが明らかになった。
“時計界のピカソ”と称される天才デザイナー Gérald Gentaは、その50年以上にわたるキャリアの中で、先述のRoyal Oakをはじめ、〈Patek Philippe（パテック フィリップ）〉のNautilus（ノーチラス）、〈IWC（アイ・ダブリュー・シー）〉のIngenieur（インヂュニア）、〈OMEGA（オメガ）〉のConstellation（コンステレーション）、〈BVLGARI（ブルガリ）〉のBVLGARI BVLGARI、といった数多くの名作を世に送り出しており、彼が後進のデザイナーに与えた影響や時計業界全体への功績は計り知れない。
今回の“Gérald Genta: Icon of Time”は、Royal Oakの誕生50周年とGéraldの没後10周年を記念して計画されたもの。本オークションでは彼が手掛けた有名なタイムピースや、未公開のプライベートなオーダー品のデザイン画をNFTとペアで販売。各NFTには、デザイン画のデジタルレプリカと鑑定書、そして一部の作品には未公開マルチメディアコンテンツが付属するとのこと。2月にジュネーヴで開催されたオークションでは、Royal Oakの貴重なデザイン画が出品され、先述の通り「Audemars Piguet」が落札。このデザイン画は、今後同社の美術館に展示される予定だ。
なお、3月に香港で開催予定のオークションでは〈Patek Philippe〉の名作 Nautilus、4月のニューヨークでは数々のブランドに提供した「Disney（ディズニー）」のキャラクターを用いた時計のデザイン画が出品される。さらに、5月に行われるシリーズ・フィナーレでは、Gérald自身が生前所有していたRoyal Oakの実物がオークションにかけられる模様。“Gérald Genta: Icon of Time”の詳細については、『Sotheby’s』の公式サイトでご確認を。
