英ロンドンにテック企業 Nothing のフラッグシップ・ストアが登場
透明な電話ボックスも設置され Phone(1)がストアのオフィシャルヘルプラインとして機能する




英のテクノロジーブランド「Nothing(ナッシング)」は12月10日(現地時間)に初のフラッグシップストア『Nothing Store Soho』をロンドンにオープンさせた。
テクノロジー分野では比較的新しい存在であるNothingが、同社初のスマートフォン Phone(1)を発売し、業界に衝撃を与えたのは記憶に新しい。近未来的なデザインは、元「Dyson(ダイソン)」のデザイナー、Adam Bates(アダム・ベイツ)が主導。ニューヨークの地下鉄地図をデザインしたMassimo Vignelli(マッシモ・ヴィネリ)などのアーティストからインスピレーションを受けている。
ソーホー地区にオープンした2階建ての新スペースは、テック愛好家にとって新時代のテクノロジーデザインを間近で直に見ることができるフレッシュな機会となっている。785平方フィートの店舗は年中無休で、「Nothing」のPhone(1)とEar(stick)のほか、先着順で販売されるグッズや限定品も置かれるようだ。また、透明な電話ボックスが用意され、その中に設置されたPhone(1)がストアのオフィシャルヘルプラインとして機能するようだ。
また、この新店舗では、衣料品やデザイングッズを販売するほか、ストックホルムを拠点とする電子楽器メーカー「Teenage Engineering(ティーンエイジ・エンジニアリング)」がオーディオの発明品を展示する予定となっている。
また、アイデアや想像力を自由に発揮できるスペースとして、「Nothing」コミュニティのメンバーが集える場所するともアナウンスされ、同社CEO兼共同創業者のCarl Pei(カール・ペイ)は「2022年はNothingにとって、初のスマートフォンPhone(1)やEar(stick)の発売など、節目の年でした。さらに多くの人がNothing Store Sohoのドアを開け、私たちの製品を体験してもらうことを楽しみにしてしています」と述べている。