Patek Philippe x Tiffany & Co. の Nautilus が初転売され約4.7億円の値をつける

11月7日（現地時間）に締め切られたジュネーブの「Christie’s（クリスティーズ）」にて開催の時計オークションにおいて、2021年12月に限定販売された〈Patek Philippe（パテック フィリップ）〉 x 〈Tiffany & Co.（ティファニー）〉Nautilus（ノーチラス）が、3,174,000スイスフラン（約4億7,000万円）で落札されたことが明らかになった。

2社のパートナーシップ170周年を記念したこの限定モデル 5711/1A-018の最初の1本は『Phillips（フィリップス）』主催のオークションで〈Tiffany & Co.〉によって売りに出されたが、170本の限定生産の最初の時計であること、そしてすべての収益が慈善事業に使われることから、入札合戦により最終的な支払価格は620万ドル（約9億円）に膨れ上がっていた。そのためコレクターたちは、このモデルの本当の価値をより現実的に示すために、再販市場でさらに多くの例がヒットするのを待っていたとされる。

この特別なNautilusはステンレススチール製のケースには、“Tiffany Blue”が目を引く文字盤が配されている。そして文字盤の6時位置に“Tiffany & Co.”、12時位置に“Patek Philippe”のブランド名が記され、サファイアクリスタルのケースバックには“170th Anniversary 1851-2021 Tiffany & Co. – Patek Philippe”の刻印が施されている。

パートナーシップ170周年にちなみ170本のみが限定生産され、当時ニューヨーク、ビバリーヒルズ、サンフランシスコの〈Tiffany & Co.〉の旗艦店で52,635ドル（約767万円）で販売されていた。このRef.5711/1A-018は限定品だが、個別の番号は付けられていないため、オークションで落札された個体は最初の620万ドルの時計と物理的には見分けがつかないとされている。