Apple がファンによる WWDC の非公式アーカイブ動画を削除するよう依頼
現在「Apple」の公式サイトで閲覧可能なのは2014年以降のアーカイブのみ
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「Apple(アップル)」が毎年行っている世界開発者会議 「WWDC」。本イベントは、過去に独自形式で配信されていた際の公式アーカイブ動画が無く、ファンによる非公式動画が『YouTube』にていくつかアップロードされていた。だが今回、映像公開者の1人に対し「Apple」が削除依頼を通告したことが明らかとなった。
同社から動画の削除依頼を受けたのは、Brendan Shanks(ブレンダン・シャンクス)という一般人。Brendanは、表記変更前のMac OS XやDarwin、人気を博したGUIデザイン“Aqua”、世界初のWebアプリケーションサーバ “WebObjects”などといった20年にわたる「WWDC」の映像を「Apple」に無許可で『YouTube』上にアップしていた。
今回の騒動を受け、Brendanは元ファイルをアーカイブ閲覧サービス『InternetArchive』に提供予定だとツイート。過去にも何度か削除されたことがあるため驚きはなかったが、『YouTube』の公式アカウントと購読したばかりの有料テレビ配信プラットフォーム『YouTube TV』が使えなくなったことを腹立たしく思うとも発言している。
現在「Apple」の公式から閲覧可能なのは、2014年以降のアーカイブ配信のみとなっている。
Congratulations Apple, you took down my YouTube channel containing hundreds of…20-year old WWDC videos. Wouldn’t want anyone learning about Mac OS X, Darwin, Aqua, or WebObjects 🤣@tim_cook @pschiller @gruber @jsnell @ismh @mjtsai @reneritchie @reckless pic.twitter.com/w2UgVqOubF
— Brendan Shanks (@realmrpippy) November 4, 2022