BTS メンバーが順次入隊することを発表
2025年頃に活動再開予定を希望
BTSの所属事務所「HYBE」が、10月17日（現地時間）にメンバーそれぞれの入隊手続きを順次進めると発表した。
今回の発表は、韓国国籍を持つ成人男性に最短で約1年半の兵役義務が課せられていることが背景にある。世界的な人気を誇るBTSにおいては、文化的能力があることなどから韓国政府や国会で何年にも渡って兵役免除の議論が行われていた。
これまで韓国内のファンの間でもさまざまな意見が挙がっていたが、今回最年長メンバーであるJIN（ジン）の入隊期限が年末に迫っていたこともあり、彼は入営時期の延長を取り消し、次のソロシングルのリリース後、10月末に入隊手続きを進めることを発表。また、他のメンバーにおいても、それぞれの計画に従って順次兵役を履行する予定だという。
『AP通信』によると、「HYBE」のCEOであるPark Jiwon（パク・ジウォン）は株主への手紙の中で「メンバー数人の個人活動は2023年前半まで計画されており、事前にコンテンツを確保しているので、BTSは当面の間、ファンとの関わりを継続できる」と説明しているとのこと。現時点でメンバーや事務所は、2025年に全員揃っての活動再開を希望しているが、「現時点では正確な時期を特定するのは難しい」とも表明している。
今年6月に公式『YouTube』チャンネル『BANGTANTV』にてソロ活動に専念するため、活動休止を計画していると明かし、ファンに衝撃を与えたBTS。その後、メンバーはそれぞれソロ活動に時間を費やすものの「グループとしての活動は継続する」と宣言。10月15日（現地時間）には、2030年の釜山万博の誘致活動の一環で、釜山市にて無料コンサートを開催し、会場やパブリックビューイングなどで約7万人の観客を集めていた。
