Nike が新型コロナワクチン未接種の社員を解雇予定
〈Supreme〉などを擁する「VF Corporation」も同様の動きに

〈Nike(ナイキ)〉や「VF Corporation(VF コーポレーション)」といった米大手企業が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン未接種の社員数名を解雇する予定であることが複数の報道によって明らかになった。
『OregonLive』によると、〈Nike〉は昨年12月1日(現地時間)までに社員全員にワクチン接種を義務付けており、この期限を守らなかった従業員14,000人に向けて、今週末の1月15日(現地時間)より解雇する旨をメールで配信したという。また、〈Supreme(シュプリーム)〉や〈THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)〉〈Vans(ヴァンズ)〉〈Timberland(ティンバーランド)〉などの親会社である「VF Corporation」もオフィス勤務の社員全員にワクチン接種を義務付けており、1月31日(同時間)までに接種しない場合や免除措置の対象となっていない者は、退職金なしで解雇されるとのこと。さらに、オレゴン州を拠点とするアウトドアブランド〈Columbia Sportswear(コロンビア スポーツウェア)〉も同社の社員に対して、2月1日(同時間)から同様の措置を取る見込みだという。
「VF Corporation」の企業担当シニアディレクターであるColin Wheeler(コリン・ウィーラー)は、「医学的理由や心から抱いている宗教的信念、または州や地域の法律で定められたその他の理由によってワクチンを受けることができない社員は、(ワクチン接種の)免除を申請することができます」と社員に向けたメールで通知した模様。なお、今回の措置はアメリカ国内のオフィスに勤務する社員に適応されるとし、小売店の従業員や米国外の社員に対する方針はまだ発表されていない。