Apple Car は今年中に発表される可能性大?
ノーベル化学賞受賞エンジニアの吉野彰氏が自身の見解を語る

「Apple(アップル)」が数年前から開発中だと噂されている電気自動車 Apple Car(アップル カー)。その仕様や開発の進行状況など、以前からさまざまな憶測が飛び交っている中、今年後半に正式に発表される可能性が高いことが報じられた。
先日、米『Reuters(ロイター)』が公開した日本のエンジニア 吉野彰(よしのあきら)のインタビューにおいて、氏が最近「Apple」に注目しているといったことが語られている。吉野氏は携帯電話やパソコンなどに使用されるリチウムイオン二次電池の開発者の1人で、2019年にノーベル化学賞を受賞した電気化学を専門とするエンジニア。同誌は近年、世界的に電気自動車の普及が進むにつれ、リチウムイオンバッテリーの需要が高まりつつある時流において、パイオニアである吉野氏の見解を聞き出すべくこのインタビューを敢行。彼は先のインタビューで、近年の自動車業界とテクノロジー業界の激変について自身の意見を語り、「Appleは将来のモビリティ分野における自動車産業と情報技術産業の融合をリードする可能性があると思います」と発言した。さらに、「Tesla(テスラ)は独自の戦略を持っています。注目すべきはAppleです。彼らは何をするのでしょう?近いうちに何か発表するのではないでしょうか。そして、どんな車を発表するのか?どんなバッテリーなのか?おそらく2025年頃には(自動車産業に)参入したいのでしょう。そうなると、今年中には何か発表しなければならないと思います。あくまでも私の個人的な仮説ですが」と付け加えた。
もし吉野氏の予想が正しければ、Apple Carは今後数カ月以内に正式発表されるようだが、果たして……。彼のインタビューの全文はこちらでご確認を。