Amazon の創業者 ジェフ・ベゾスが CEO を退任
今後は自ら設立した「Blue Origin」などの宇宙開発事業に注力か

7月5日(現地時間)、「Amazon(アマゾン)」の創業者であるJeff Bezos(ジェフ・ベゾス)が同日付でCEOの座を退いた。
Jeff Bezosは1994年7月5日にアメリカ・ワシントン州シアトルで「Amazon」の元となる会社「Cadabra(カダブラ)」を設立。その後、社名を「Amazon」に変更し、1995年7月に書籍のオンライン販売を本格的にスタートする。その後、ご存知の通り同サイトは世界最大のオンラインストアに成長。同社の時価総額は現時点で世界第4位の約1兆8,000億ドル(約200兆円)となっている。また、会社の成長に伴い自身の資産も急増し、米経済誌『Forbes(フォーブス)』の長者番付では2018年以降世界トップの座に君臨し続け、現在の資産は約2,020億ドル(約22兆円)と言われている。
先述の通り、Bezosは「Amazon」設立日からちょうど27年目の創業日にあたる今年の7月5日にCEOを退任。後任には同社のクラウドサービス部門を率いてきたAndy Jassy(アンディ・ジャシー)が就任した。Bezosは今後会長として同社の経営に携わりつつ、自身が2000年に設立した航空宇宙企業「Blue Origin(ブルーオリジン)」などの運営に注力するとみられている。また、今月20日(現地時間)には「Blue Origin」の初の宇宙飛行に実弟と共に搭乗する予定だ。