第二次世界大戦で使用されていた歴史的暗号機 エニグマが海底で発見される

連合国側が解読したことで終戦が2年早まったとも言われる“世界最強”の暗号機

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第二次世界大戦中のナイツ・ドイツが使用していたことで知られる暗号機 Enigma(エニグマ)をご存知だろうか。ドイツ人発明家 Arthur Scherbius(アルトゥール・シェルビウス)によって1918年に発明された暗号機で、当初は一般販売されていたがその解読の複雑さから1925年にドイツ海軍が採用すると、直ぐにドイツ政府や国営鉄道などもこぞって購入。その後、何度も改良を重ねながら第二次世界大戦中のドイツの重要な連絡機として使用され、1941年に“コンピューターの父”とされるイギリス人数学者 Alan Turing(アラン・チューリング)らが実機を手に入れたことで解読に成功。それまで連合国側を10年近く苦しめ、解読が終戦を2年早めたとも言われているほど歴史的に重要な暗号機なのである(最後の暗号は2013年まで解読されずにいた)。

そんなEnigmaが、70年の時を経てドイツ沖のバルト海で発見。「世界自然保護基金(WWF)」の依頼で廃棄された漁網を探していたダイバーが海底で発見したそうで、今後修復されたのちにドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州の考古学博物館で展示されるという。

Enigmaを解読する経緯は『The Imitation Game』で映画化され「Netflix(ネットフリックス)」などで配信されているので、本稿を読んで気になった方はぜひご覧になってはいかがだろうか。

国連麻薬委員会が大麻を“最も危険な薬物”のリストから除外された記事もあわせて読んでみよう。

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