アメリカ全土で大麻を合法化する法案が下院議会で可決される

個人の生産や所持の刑事罰を撤廃し、大麻を巡る過去の犯罪歴も取り消す内容

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国連麻薬委員会が大麻を“最も危険な薬物”のリストから除外したのとほぼ時を同じくして、アメリカ全土で大麻を合法化する法案が史上初めて下院議会で可決された。この法案は大麻を規制物質から除外し、個人の生産や流通、所持の刑事罰を撤廃、さらに大麻を巡る過去の犯罪歴を取り消し、製品に5%の税金を課すことで薬物対策の基金に充てることなどが盛り込まれている。

現在アメリカではワシントン州やハワイ州など36州で大麻の医療使用が認められ、カリフォルニア州やオレゴン州をはじめとする15州では嗜好品として使うことも合法化されており、そのうちニュージャージー州やアリゾナ州などは11月の大統領選と同時に実施された住民投票で大麻の使用が合法化されたばかり。今回の法案を機にアメリカ全体で大麻の使用が合法化となれば、世界的な状況も大きく変わるだろうが、下院議会で賛成したのは多数派の民主党議員222人、共和党議員5人、自由党のJustin Amash(ジャスティン・アマッシュ)議員で、同法案が共和党が多数を占める上院議会を通過する見通しは少ないという。

NFLがドラッグテストでの大麻の陽性反応による罰則を撤廃したニュースもあわせてチェックしておこう。

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