Palace のスケーター Jamal Smith が話題のビデオについて語る
“His hair?! WACK.”
スケーター「Jamal Smith(ジャマール・スミス)」をご存知だろうか? 彼の笑えるトルネードスピンのチュートリアルビデオや、アホヅラでシリアルを食べているビデオ、また最近Twitterに投稿された以下の動画を見たことがある読者もいるかもしれない。いや、いないかもしれない。とにかく最近ストリートで何かと話題の〈Palace〉のスケーターなのだが、そんなJamalにスケートマガジン『Jenkem』がインタビュー。〈Palace〉について、そしてプロスケーター「Ishod Wair(アイショッド・ウェア)」とのルームシェア話についてなどを語っている。インタビューのフルバージョンはこちら(英語)。以下よりその抜粋をご紹介しよう。
When you see your crush and her boyfriend together pic.twitter.com/Q5ZWvbfUpc
— loser ass nigga (@frenchtoastpapi) September 18, 2016
Jenkem: 最近どう?調子は。
Smith: いや、今Googleでヤギの写真見てんだよ。周りが俺のことgoatって呼ぶんだ。だから俺とヤギの共通点について研究しててさ。自撮りして、ヤギの写真と見比べてんの。でもさ、あいつらの目マジでイカれてるんだぜ? 俺の目はさ、もうこんなに美しいわけ。だから意味わかんねーの(笑)。Jenkem: Palaceが君のトルネードスピンをみて声かけたって聞いたんだけど、実際のところ何があったの?
Smith: 2013年くらいかな。特に何でもない日にさ、Twitterをいじってたんだ。それでなんとなくLucien Clarkeをフォローして、“Yo, you niggas need to get Palace shit in Philly, I’m trying to cop.(よう、Palaceをフィリーでも手に入れられるようにしてくれよ)” ってヒットアップしたんだ。特に深い意味はなかったし、ほんとに地元で買えればいいと思っただけなんだよ。そしたらあいつ、PalaceのTwitterから“Send us your size and address, we got you.(君のサイズと住所くれよ。まかしとけ)”って返信してきたんだ。
それ以来いろいろフックアップしてくれてるようになってさ、俺はしばらく混乱してたよ。ただのフレンドリーなギフトだと思ってたんだけどさ。あいつらが俺のトルネードスピンのビデオ見たかもしれないからって、俺って君たちにスポンサーされてんだろ? なんて聞きたくないだろ。だからやべーな、と思いながらもとりあえず俺はスケートし続けてたわけ。
その頃俺は音楽作ってて、特にスケートクリップなんて作ってなかったし、Sabotageの撮影をちょっとしたくらいで、基本的にはフツーに仕事してたんだ。でもPalaceとのつながりは無駄にしちゃいけないと思った。その頃、PalaceとHoppsが俺の好きなスケートカンパニーだったんだ。それまでしばらく、意味わかんねー契約とかスポンサーシップとかで成り立ってるスケートボーディングに嫌気がさしてたんだけど、そいつらはそんなの気にせずスケートしてるやつらで、そのおかげで俺はまたスケートしようって気になれてたんだ。だからこんないいシチュエーションないぜって思った。Jenkem: 最近また君の映像が炎上したよね?(上の動画)
Smith: [舌打ち] Fuck! マジで意味わかんねーんだよ。今年のDime Glory Challengeの“SKATE”ゲームで「Wade Desarmo」と対決することになって、そのプロモ映像を撮ったんだ。スケーターの奴らには面白いだろうなと思ったし、実際評判が良くて、俺に会うとふざけてあのセリフを言ってきたりする奴らがいておもしろかったんだけど、あの部分だけ切り取られてさ。Jenkem: 炎上の発端は?
Smith: Twitterだよ。誰かが俺にタグ付けてツイートしたんだ。“When you see your crush and her boyfriend together(好きな女が彼氏と一緒にいるところを見たとき)”ってキャプション付きで。それに1,000リツイートと1,000 Likeがついてるのを見た瞬間先が読めたね。マジかよって思ったら案の定次の日には40,000リツイート、65,000 Likeがついてて、これ(DJ Khaledの声で)、もう一回、みたいなことになってるんだと思った。Jenkem: Ishodと一緒に住んでたよね?
Smith: そうだよ。Ishodはマジで最高なんだ。でも家賃もマジで高かった!だから俺は引っ越したんだ。ギャングスタ級のスゲェいいマンションで、女のコなんか連れ込んだらもう言葉はいらないって感じ。バルコニーもビリヤード台もあった。今まで住んだ中でサイコーのクリブだったよ。でもスケートトリップに行ってあの家の家賃も払ってっていう生活なんて俺には高すぎたんだ。Jenkem: ルームメイトとしてのIshodはどうだった?
Smith: (笑)最高で最低のルームメイトだったね。俺がスケートしたいと思うといつでもノって来てくれたサイコーなヤツだったし、パーティーしまくるサイテーなヤツだったよ。嫌なヤツでも悪いシチュエーションでもないんだ。ただあいつのパーティーに毎回付き合うほど俺は金持ってないってだけ。Jenkem:ところでPalaceがフルレングスのスケートビデオを作ってるみたいだけど、それについてのアップデートはある?
Smith: この夏、2回ロンドンに行ったよ。3週間くらい。フィラデルフィアにいてどうやって俺のフッテージ撮るんだ?って思ってたらあいつら、「よう、ビデオに君のパート入れたいんだ。こっちに来て、チキンでもNando’sでも好きなだけ食えばいいから、できるだけフッテージ撮らせてくれよ」って。
多分そろそろ完成するんじゃないか? 別に日にちとか決まってないみたいだけど、ここ1ヶ月くらいでフッテージのデッドラインがあるばずなんだ。その中に俺の2回のロンドントリップの分も入ってると思う。
とにかくスゲェいいビデオになるよ。素材を見てる限り、全部ロンドンで、グレーで、今までで一番サッドなのにアップビートなイカれたビデオだね。