Red Bull Curates Protege/HYPEBEAST Presents Pen & Paper: Rugman
若くして自分のアートへの情熱に気づいたラグマンは、技術を磨こうとホームタウンだったスコットランド、グラスゴーからロンドンへ向かった。ファッション業界でグラフィックデザイナーとして働きながら、スケートカ
若くして自分のアートへの情熱に気づいたラグマンは、技術を磨こうとホームタウンだったスコットランド、グラスゴーからロンドンへ向かった。ファッション業界でグラフィックデザイナーとして働きながら、スケートカルチャーにインスパイアされたグラフィックや身近なカルチャーアイコンのパロディといった彼の代表的なスタイルは、自身のレーベル〈Rum Knuckles(ラム・ナックルズ)〉を立ちあげることを決意するより前から欧米での多方面にわたる在職期間中ずっと離れることがなかった。自身のブランドの仕事とフリーランスでのプロジェクトとの間で、アーティスト、デザーナー、イラストレーターとして多忙な中、その成功へのきっかけを僕らに語ってくれた。
Red Bull Curates Protege & HYPEBEASTによる人気連載「Pen & Paper」の今号ではラグマンが、ロンドンのアートシーンについて、また自身のレーベルラム・ナックルズについて語っている。
そのはじまり
どうやって活動を始めたの?
16年程前に、グラスゴーからロンドンに出てきたんだ。チェルシーアートカレッジに入学するためにね。グラスゴーではグラフィックデザインを勉強していたんだけど、 チェルシーではテキスタイルデザインを学んだんだ。 それでファッション業界でグラフィックデザイナーとしての仕事するようになった。ロンドンにまた戻ってくるまで短期間だけどアメリカやヨーロッパでも仕事をしていた。この業界に12年いて、今、ラム・ナックルズという名前で自分のレーベルをやっている。
アートを追求する上でインパクトを与えた人物は?
8~9歳くらいのときに、スケートやグラフィティにはまるきっかけをくれた兄には感謝しなければね。兄が買った『Spray Can Art(スプレー缶アート)』という本を注意深く読んだことを覚えている。この2つが自分のアートの土台にある要素なんだ。そこから自分がグラフィックデザイナーになりたいと思ったんだから。高校の美術の先生も含めて、何人もの人がいるわけだけど、本当に影響を受けたり、インスパイアされたのはPeter Blake(ピーター・ブレーク)、Richard Hamilton(リチャード・ハミルトン)、 Michael Craig Martin(マイケル・クレイグ・マーティン)、 Jeff Koons(ジェフ・クーンズ)、Chuck Close(チャック・クローズ)、 Mel Ramos(メル・ラモス)、 Dave Kinsey(デーブ・キンジー)、 Jim Phillips(ジム・フィリップス)、 SEEN(シーン)。それから大親友でアーティストの Ben Oakley(ベン・オークリー)!
ストリートアートと個人的なスタイル
ロンドンのアートシーンはどう?アーティストとして活動を始めた頃と比べて、変化してる?
ロンドンのアートシーンは、思うにいつもエキサイティングで、何人かとてつもないアーティストがいるよね。でも、ストリートアートの流入や成長で、ロンドンだけではなく、世界の主要な都市、それもかなり多くのところで、アートに触れられる機会が俄然多くなったよね。「Banksy(バンクシー)」や 「Ben Eine(ベン・アイン)」のような人々のおかげで、これまでのアートにあった風通しの悪さがなくなって、オルタナティブで、より小さなアートギャラリーの成長に勢いを与えてくれている。
作品のスタイルについて詳しく教えて。また新たな作品に取りかかるときには、いつもどんなことが頭の中を巡っている?
思うに自分の作品スタイルは実にさまざまで、それは僕のウェブサイトの作品本体を観てもらったらいいと思う。その多様性っていうのは、影響をいろいろなところから受けているということと、多くの異なる媒体に関心があるからなんだ。でも、自分の作品すべてに一貫しているのは、精密で黒い線、生意気で大胆で、面白い!ってことかな。
毎回締め切りに向かって制作しなければならないから、仕事はめちゃくちゃ速いんだ。ストリートでも仕事は速くなくちゃいけないと思うんだ…新しいプロジェクトを始めるというのは、たくさんスケッチをしたり、メモをしたり、一般的に衝動的に頭に浮かんでくることだね。最初、自分がつくりたいものについて、とてもクリアなイメージが頭の中にあることが多いよ。これはね、それを制作しなければいけなくなるから、イライラさせられることもあるよね。もし朝4時に目覚めたら、起き上がって、ドローイングを始める必要がある。僕がベストワークをするときはいつもこうだよ。というのはフリーランスであるから同時に3つも4つも進行中のプロジェクトを抱えているからなんだけどね。でもこういう仕事にあり方ってそれぞれに補完し合うし、次につながるから好きなんだ。
スタイル、関心そして、これから
アート以外での関心は?
退屈そうに聞こえてしまう危険もあるけど、自分の時間の多くをアートやデザインの消費に費やしていて… 僕はコンスタントに考えたり、造っているのが好きなんだ。空いた時間は妻やまだ小さな二人の娘たちと過ごしているよ。彼女たちには手を焼いてるよ。その他はタトゥーやキックボクシング、それからパブでビールをガンガン飲みながら観るMan Uのゲームだね!
作品を制作する上で一番好きなミディアム(媒体)は?
主なミディアムは墨、良いライナー、紙、木製のステンシル、スプレーペイント、アクリル絵の具。
制作に欠かせないお気に入りの道具は?
パイント・グラス (あとは前の質問の答えを見て!)。
今後の予定は?
僕の新作の個展がロンドンであるよ。6月20日にグリニッジのBen Oakley Gallery(ベン・オークリー・ギャラリー)で。 制作が進行していく様子が本当にハッピーなんだ。今年はもうちょっと後に僕が関わっているいくつかのグループ展も予定している。ヨーロッパを旅行する予定。大きな計画としては自分の作品を日本や中国でも見せていくこと。もう東京に行きたくてたまらないよ!当たり前に楽しく暮らせるように仕事するよ… 自分が一生懸命仕事をすればするほど、より幸運に恵まれるみたいだからね!ラグマンについては、「Pen & Paper」のラグマンの回やラグマンのウェブサイトをぜひチェックしてみてほしい。


