英ファッションデザイナー、ナイジェル・ケーボンが逝去
享年76
英ファッションデザイナー、ナイジェル・ケーボンが逝去
享年76
英国を代表するファッションデザイナーのナイジェル・ケーボン(Nigel Cabourn)が逝去した。享年76。ブランドの公式SNSを通じて訃報が発表され、「彼は素晴らしい人生を送り、多くの人々にインスピレーションを与えた。そのレガシーはこれからも生き続ける」とのメッセージが公開されている。
1949年にイングランド・スカンソープで生まれたナイジェル・ケーボンは、1967年から1971年にかけて現在のノーザンブリア大学(旧 ニューカッスル・アポン・タイン・ポリテクニック)でファッションデザインを学び、在学中に自身初のブランド 〈Cricket Clothing(クリケット クロージング)を設立。その後、自身の名を冠したブランドを立ち上げ、ヴィンテージのミリタリーウェアやワークウェア、探検装備から着想を得たプロダクトで世界的な評価を獲得した。特に、40年以上をかけて収集した4,000点以上にも及ぶヴィンテージアーカイブは業界内でも広く知られており、その膨大なコレクションはブランドのクリエーションを支える重要な基盤となっている。
また、自身のブランド運営だけでなく、〈Converse(コンバース)〉〈Fred Perry(フレッド・ペリー)〉〈Umbro(アンブロ)〉〈Karrimor(カリマー)〉など数多くのブランドとのコラボレーションを手掛け、ヘリテージウェアの魅力を現代へ伝える存在としても知られる。日本との関係も深く、国内では長年にわたり熱狂的な支持を獲得。ブランドは日本市場で多数の店舗を展開しており、ケーボン自身もたびたび来日を重ねながら日本のファンやファッション界との交流を続けてきた。
2026年3月には英国ファッション業界への長年の功績が評価され、「Drapers Conscious Fashion Awards(ドレパーズ ファッション アワード)」にてOutstanding Contribution Award(功労賞)を受賞。50年以上にわたりメンズウェアの発展に貢献し続けたデザイナーとして、その功績は広く称えられていた。
訃報を受け、海外コミュニティでは「ヘリテージウェアを語る上で欠かせない存在だった」「彼の情熱に影響を受けた」といった追悼の声が相次いでいる。
『Hypebeast』編集部一同、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。



















