RAINBOW DISCO CLUB 2026 出演アーティストによる ── My Playlist

Gonno、Dungeoneering、Jonathan Kusuma、Feline、Ben UFOの計5組にフォーカス

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『Hypebeast』がキーパーソンとともにカルチャーを横断するサウンドをキュレーションするプレイリスト企画。それは、日々カルチャーの第一線を走るクリエイター/アーティスト/アイコンたちが“自分が本当に今聴きたい選曲”を通じて、パーソナルな感性をシェアするプロジェクトだ。ジャンルや知名度にとらわれず、アーティストの“今”の感性をそのまま感じ取るように聴く体験。彼らが共有するプレイリストは、そんな新たな音楽との出会いと、自分自身の感性の広がり、そして“ディグ”の楽しさが再発見されるはずだ。

今回は番外編として、2026年4月17日(金)〜19日(日)の3日間に静岡県・東伊豆クロスカントリーコースにて開催される、国内外のダンスミュージックファンから圧倒的な支持を集める野外ダンスミュージックフェス「RAINBOW DISCO CLUB (レインボー ディスコ クラブ)」にフォーカス。国内外のダンスミュージックファンから厚い支持を集める同フェスの出演者5組に、それぞれプレイリストを制作してもらった。

まず1組目は、ウルグアイの名門レーベル International Feelからのリリース作品『Acdise #2』でも高い評価を獲得しているDJ/プロデューサーのGonno。テーマは“RDCの会場へ向かう道中で聴いてほしい楽曲”。約11時間、全100曲に及ぶ本プレイリストには、自身のEP『Waft』収録の『Warbly FM』をはじめ、アルバム『Acdise #2』のタイトル曲『Acdise #2』、さらにGonnoとMASUMAROによる共作アルバム『In Circle』から『Circuit』など、自身の楽曲も織り交ぜられている。そのほか、日本の音楽家 岡田卓郎による『Reflections / Entering #2』、メルボルンの電子音楽家 ジェレミー・ダウアー(Jeremy Dower)の『Faux Jazz』、イギリス・オックスフォード出身のプロデューサー ジェイムス・ホールデン(James Holden)による『||: A Circle Inside a Circle Inside :||』など、多彩な楽曲がセレクトされている。

2組目は、実験的な電子音楽家 Albino Soundと、D.A.N.のフロントマン Daigosによるユニット Dungeoneering。テーマは“RDCの会場へ向かう道中で聴いてほしい楽曲”。まずアリゾナのヒップホップグループ By Storm(バイ・ストーム)によるデビューアルバム『My Ghosts Go Ghost』より『Zig Zag』、ギリシャのイオアニアを拠点に活動するDJ Nikos Tsinos(別名:anti_matter)によるプロジェクト Externalismより『Externalism 01』、渥美清の代表曲『男はつらいよ』、90年代初頭のレイヴ、UKハードコア、ジャングルシーンで活躍したイギリスの伝説的なエレクトロニック・ミュージック・プロデューサー/DJユニット Foul Play(フォール・プレイ)より『Survival』、エジプト・カイロの新鋭アーティスト Hassan Abou Alamのアルバム『Fasla』、フランス・パリのアーティスト Đ.K.より『Rough Dub』など、多様な文脈を横断するトラックが並ぶ。新旧、ジャンル、地域を自在に行き来しながら構成された本プレイリストは、会場へと向かう時間に新たなレイヤーを加えるような内容となっている。

3組目は、ジャカルタを拠点にヒプノティックなグルーヴとプロト・テクノ、ダークで幻想的なサウンドスケープを行き来するJonathan Kusuma(ジョナサン・クスモ)。“Music you’d want people to listen to on their way to RDC”をテーマに、24曲をセレクトしている。フランスのデュオ Airによるアルバム『Talkie Walkie』より『Run』、2000年に結成されたイギリス・ブライトン出身のエレクトロニック/インディー・ロックバンド Fujiya & Miyagi(フジヤ・アンド・ミヤギ)による楽曲『Hundreds & Thousands』、フランスを拠点に活動するエレクトロニック・ミュージックのアーティスト、DJ、プロデューサー Joakim(ヨアキム)による楽曲『Are You Vegetarian?』などをセレクト。ジャンルを横断しながらも、彼の美意識が反映されたプレイリストに仕上がっている。

4組目は、2010年代以降のベースミュージックを軸にフロアを構築するFeline。彼女のテーマは、“自分のDJ/アーティストとしてのルーツ”。プレイリストには、ドラマーのユセフ・デイズ(Yussef Dayes)とキーボーディストのカマール・ウィリアムス(Kamaal Williams)の2人によるジャズ・プロジェクト ユセフ・カマール(Yussef Kamaal)より『Strings of Light』、イギリス・ロンドン出身のDJ、プロデューサー、トラックメイカー Jamie xx(ジェイミー・エックス・エックス)より『Far Nearer』、イギリス・サウスロンドン出身のダブステップシーンを象徴する存在であるMala(マラ)より『Miracles』、そしてDeep Medi Musikなどから作品を発表するCommodo(コモド)の『Uprising』など、全29曲が並ぶ。ダブやヨーロッパ的なエレクトロニック・ミュージックを主軸に、彼女のDJプレイともマッチするようなプレイリストに仕上がっている。

5組目は、イギリスを拠点に、その卓越した審美眼で世界屈指のセレクターとして知られるBen UFO。テーマは、“Music you’d want people to listen to on their way to RDC”。本プレイリストには、“チンさん”の愛称で親しまれる長野県出身のジャズ・ベーシスト/作曲家 鈴木良雄による『ザ・ミラージュ』をはじめ、韓国出身の実験的チェリスト/作曲家のOkkyung Lee(オッキョン・リー)より『Lying Here Half Awake, I Hear Kids Outside Laughing With Their Hearts And I Think This Must Be The End Then…』、イラン出身で現在はドイツを拠点に活動する打楽器奏者 Mohammad Reza Mortazavi(モハンマド・レザ・モルタザヴィ)より『Time Is Away Theme』、ロンドンを拠点としたエレクトロニカ/ダンスミュージックのソロ・プロジェクト Caribou(カリブー)より『Sister – Floating Points Remix』、STEEVIOが主宰するUK/ウェールズの野外フェス兼レーベル FREEROTATIONのレジデントDJを務める実力派 DUCKETT(ダケット)より『This Is It』などをセレクト。ジャンルや地域を横断しながらも、軽やかな浮遊感と一貫したムードが通底する、彼らしいプレイリストに仕上がっている。

ラスト6組目は、ベトナム・ハノイの人気クラブ『Savage(サヴェージ)』を拠点に活動するDJ Ouissam。選曲テーマは、“Music that never gets old for you”。日本のアンビエントを代表するアーティスト 吉村弘より『GREEN』、アメリカのソウル/ファンクミュージシャン、ソングライターのカーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)より『Make Me Believe In You』、ドイツ・フランクフルト出身のDJ、プロデューサーのRoman Flügel(ローマン・フリューゲル)より『Wilkie』などをセレクト。アンビエント、R&B、ハウスといったジャンルを横断しながら、時代を超えて愛され続ける楽曲が並ぶプレイリストに仕上がっている。

世界的な人気を誇るダンスミュージックフェスティバル「RAINBOW DISCO CLUB」に出演するアーティストたちによるプレイリストは、その審美眼と経験、そして現場で培われた空気感が色濃く反映されたものだと言えるだろう。

1曲ごとに思考や感情、時代が息づく。音楽とクリエイターがリンクし作り上げられる物語を、ぜひ聴き逃さずに体感してほしい。次回のプレイリストもお楽しみに。

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