『A MAGAZINE curated by』第30号のゲストキュレーターは藤原ヒロシ
自身のアーカイヴから渋谷の記憶、アイ・ウェイウェイやオ・ヒョクの寄稿まで。40年にわたる好奇心を一冊に凝縮 ── 通常版に加え、限定300部の7インチ盤付き特別版も展開
ベルギー発のコンセプトマガジン『A MAGAZINE curated By』が、日本のストリートカルチャーやファッション、音楽シーンのパイオニアである藤原ヒロシをゲストキュレーターに迎えた最新第30号『A MAGAZINE curated By Hiroshi Fujiwara』の発売をアナウンスした。
2004年に創刊された『A Magazine Curated By』は、毎号1組のファッションデザイナーをゲストキュレーターに招き、編集部とのコラボレーションで丸々1冊を創り上げるというユニークなコンセプトの雑誌。ゲストのデザイナーによって各コンテンツがキュレーションされるため、誌面には彼らの文化的な背景や美学が隅々まで反映されることに。これまでのゲストキュレーターには、山本耀司やマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)をはじめ、〈UNDERCOVER(アンダーカバー)〉の高橋盾、トムブラウン(Thom Browne)、〈Gucci(グッチ)〉のアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)、キム・ジョーンズ(Kim Jones)、〈Jil Sander(ジル サンダー)〉のルーシー・メイヤー(Lucie Meier)& ルーク・メイヤー(Luke Meier)夫妻、グレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)、セシリー・バンセン(Cecilie Banhsen)など、錚々たるデザイナーが名を連ねている。
「僕が一番好きなもの。愛するもの。楽しんでいるもの。そのすべてがここにある。そしてそれを皆と分かち合いたい」──そう藤原ヒロシが語る最新号では、彼に多大な影響を与えてきた人物、場所、そしてアイデアにフォーカス。自身のプライベートアーカイヴや友人・コラボレーターたちからの寄稿を通じて、彼の思考を形作ってきた美学をパーソナルな視点から紐解く内容に。
本誌の軸となるのは、藤原が長年拠点としてきた街「東京」だ。1984年に自身の手掛けた初のファッションストーリーの舞台である渋谷のロケーションを写真家 善本喜一郎が再訪・撮影したフォトストーリーや、藤原の自宅内部を収めた貴重なフォトインベントリーのほか、お気に入りのレストランの料理を日本のコンビニ・メニュー風に再解釈したユニークな企画などを収録。さらに、NYのソウルレーベル「Big Crown Records」の創設者二人(Danny Akalepse & Leon Michels)による音楽対談、インダストリアルデザイナー ユージン・ワン(Eugene Whang)と韓国のバンド HYUKOH(ヒョゴ)のフロントマン オ・ヒョク(OHHYUK)による対談、世界的アーティスト アイ・ウェイウェイ(Ai Weiwei)による寄稿のほか、藤原の出身地である伊勢・伊勢神宮の式年遷宮を捉えたドキュメンタリーショットまで、ファッション、音楽、アート、建築を横断する豪華なコンテンツが凝縮されている。
今回は通常版(€40,00)に加え、世界限定300部となるリミテッドエディション(€105,00)も同時展開。この限定版には「Big Crown Records」からリリースされる限定45回転(7インチ)ヴァイナルレコードが付属し、Thee Marloesの楽曲「What’s On Your Mind」を藤原ヒロシ自身が再構築した未発表リミックス2曲を収録。さらに、本誌には『NFCチップ』が埋め込まれており、スキャンすることで「VVS Tools™」の手掛ける3Dのスペキュラティヴなオブジェクトやガーメントのデジタルコンテンツにアクセス可能となる。ストリートファッションの黎明期から現代に至るまで、40年間にわたり世界中のカルチャーを繋ぎ続けてきた藤原ヒロシの「好奇心」そのものを形にした、完全保存版の一冊といえる。
『A MAGAZINE curated By Hiroshi Fujiwara』の詳細は、公式サイトでご確認を。
