『ツインピークス』や『ブルーベルベット』などの作品で知られるアメリカの映画監督・脚本家・プロデューサー・ミュージシャン・アーティスト、デヴィッド・リンチ（David Lynch）が1月16日（現地時間）に亡くなったと彼の遺族がSNSを通して発表した。享年78。

死因は明かされていないものの、リンチは2024年に長年の喫煙のために肺気腫を患ったことを告白。新型コロナウイルスの感染を恐れるあまり、「家から出られなくなった」と当時メディアの取材に対して語っている。彼の遺族は『facebook』を通して、以下のようなメッセージを公開。「私たちは深い悲しみとともに、我々の家族であり、アーティストであるデヴィッド・リンチの逝去をお知らせします。今は（遺族の）プライバシーを尊重していただければ幸いです。彼がいなくなった今、世界には大きな穴が開いています。しかし、彼が生前よく言っていたように、“（ドーナツの）穴ではなく、ドーナツ自体に目を向けてください（Keep your eye on the donut and not on the hole.）”。──今日は黄金色の太陽と青空の広がる美しい日です」

『Hypebeast』編集部一同、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。