Nike Air Max 1 ’86 OG “Museum Masterpiece” は美術館に展示されるべき!?
ティンカー・ハットフィールドがデザインした初期の初期のAir Maxが……
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〈NIKE(ナイキ)〉からAir Max 1 ’86 OGを、その名の如く美術館に展示されるような傑作に仕立てた“Museum Masterpiece”が発売されるとのこと。最新型ダイナミック エア搭載のAir Max DNが登場することで盛り上がる見せるAir Maxシリーズの、ちょっとした話題となりそうだ。
もともとAir Max 1は、〈NIKE〉のシューズデザイナー、ティンカー・ハットフィールド(Tinker Hatfield)がモダンなパリ建築であったポンピドゥーセンターの構造に着想を得てデザイン。それまでミッドソール内部にあったAIRユニットをサイドに露出させ、テクノロジーを可視化させつつクッション性の向上を実現。1987年発売当時、このMAXなAIRを備えたビジブルエアは、ランニングシューズとして画期的だった。
で、この新作Nike Air Max 1 ’86 OG “Museum Masterpiece”。ビジブルエアが少し大きくなっているなど特徴的な部分はたくさんあるが、いちばんの肝はアイボリー色の大理石模様のレザーアッパー。その表情には色ムラだけでなく凹凸もある。経年変化でできたようにも思えるこの雰囲気は、クラフト感に溢れ迫力があり、美術館に飾られていてもおかしくない、という存在感があるかもしれない。ざらつかせたミッドソールもそれに一役買っている。ちなみにインソールには、 “PLEASE DO NOT STEP ON THE ART” =アートを踏まないでください、というメッセージが刻まれている。これは、ジョークとして捉えていいのか、履いていいのか?
パネルスウッシュとベロタグはスエード素材。エアヒールロゴは贅沢にも刺繍で仕上げられている。またソールと同様にホワイトを採用したシューレースは少し細くデザインされ、この傑作をよりすっきりとした印象に。そんな〈Nike〉Air Max 1 ’86 OG “Museum Masterpiece”は、3月9日に〈NIKE〉と一部の小売店で、170ドルで発売予定。国内もおそらく同時期に発売されると思うので、続報を待とう。