CHANEL のファッション部門アーティスティック・ディレクターにマチュー・ブレイジーが就任
〈Bottega Veneta〉からの退任発表の直後にアナウンス
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CHANEL のファッション部門アーティスティック・ディレクターにマチュー・ブレイジーが就任
〈Bottega Veneta〉からの退任発表の直後にアナウンス
〈CHANEL(シャネル)〉は12月12日(現地時間)、同メゾンのファッション部門アーティスティック・ディレクターにマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)が就任したことを発表。この人事はブレイジーの〈Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)〉クリエイティブ・ディレクター退任発表の直後に明らかになった。彼は2025年より〈CHANEL〉に加入し、オートクチュール、プレタポルテ、アクセサリーの全コレクションを統括するという。
〈CHANEL〉のグローバル・エグゼクティブ・チェアマンであるアラン・ヴェルタイマー(Alain Wertheimer)と〈CHANEL〉グローバルCEOのリーナ・ネア(Leena Nair)は共同声明で、ブレイジーを「同世代で最も才能あるデザイナーの一人」と称し、彼のビジョンと才能はブランドのエネルギーとラグジュアリーのリーダーとしての〈CHANEL〉の地位を強化するだろうとコメント。また、〈CHANEL〉ファッション部門兼「CHANEL SAS」プレジデントのブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)は、今回の人事について以下のように語った。「スタジオ、アトリエ、メゾンダールとの継続的な対話を通じて、彼(ブレイジー)がメゾンの規範と伝統と戯れることができると確信しています。彼の大胆な性格、創造に対する革新的で力強いアプローチ、そして職人技と美しい素材への献身は、CHANELをエキサイティングな新しい方向へと導くでしょう」
1984年フランス・パリ生まれのマチュー・ブレイジーはブリュッセルのラ・カンブルを卒業後、〈Raf Simons(ラフ・シモンズ)〉のメンズコレクションのデザイナーとしてキャリアをスタート。その後、〈Maison Margiela(メゾン マルジェラ)〉にて「アーティザナル」ラインのデザインそしてウィメンズのレディ・トゥ・ウェアのデザインに携わる。2014年に〈CELINE(セリーヌ)〉のシニア・デザイナーに就任し、2016年から2019年まで〈Calvin Klein(カルバン クライン)〉で再びラフ・シモンズと働くことに。2020年から〈Bottega Veneta〉のRTWデザイン・ディレクターを務め、2021年11月に同ブランドのクリエイティブ・ディレクターに就任。2022年2月にファーストコレクションを発表した。