アメリカンカルチャーをこよなく愛するファッションディレクター 橋本奎が Jabbar Low と adidas Basketball の魅力を語る

〈adidas Originals〉からリリースされたJabbar Lowのリリースを記念し、特別インタビューを実施。橋本奎が語るJabbar Lowや“adidas Basketball”の魅力、そしてバスケットボールとファッションのカルチャー的な親和性について紐解いていく

ファッション 

代名詞である「スカイフック」と呼ばれるシュートを生み出し、Superstar(スーパースター)をこよなく愛したことでも知られる、レジェンドバスケットボールプレイヤー カリーム・アブドゥル・ジャバー(Kareem Abdul-Jabbar)。“世界で最も偉大なバスケットボール選手”の1人に挙げられる人物であり、1978年には彼の顔をあしらった〈adidas(アディダス)〉初のシグネチャーシューズにあたるJabbarが登場している。そんな70年代のタイムレスなスタイルの名作スニーカーをルーツにもち、ソフトなスエード素材によって再構築されたオーセンティックなJabbar Lowが、同ブランドが展開するライフスタイルブランド〈adidas Originals(アディダス オリジナルス)〉からリリースされた。

アメリカンカルチャーをこよなく愛するファッションディレクター 橋本奎が Jabbar Low と adidas Basketball の魅力を語る ジャバー ロー アディダス バスケットボール

そこで今回の『Hypebeast』では、Jabbar Lowの発売を記念して、〈CarService(カーサービス)〉のディレクター 橋本奎にインタビューを実施。Jabbar Lowや〈adidas〉の魅力、そして、過去に自身がスタイリングを手がけた“adidas Basketball(アディダス バスケットボール)” の本誌撮り下ろしビジュアルについてなど、話を聞いた。

Hypebeast:まずは、橋本奎さんの近況について教えてください。

橋本奎:ディレクションワークとかスタイリングをすることが最近は多いですね。あとは、〈CarService〉とYouthQuake(ユースクエイク)でも引き続き活動はしていて、たまにモデルとしてもオファーをいただいています。めっちゃいい感じに忙しくできてますね。

アメリカンカルチャーをこよなく愛するファッションディレクター 橋本奎が Jabbar Low と adidas Basketball の魅力を語る ジャバー ロー アディダス バスケットボール

国外での活動も増えてきましたか?

海外に行ったりはしますが、どちらかというと国内だったり、東京での仕事が今は多いですね。とても充実した動きができていると思います。

なるほど、そうだったんですね。それでは、今回リリースされたJabbar Lowについてお話をお伺いしていきたいと思います。まずは、本シグネチャーモデルの選手であるレジェンドバスケットボールプレイヤーKareem Abdul-Jabbarはご存知でしたか?

正直、そこまで詳しくは知らなかったのですが、Jabbarシリーズは〈adidas Originals〉の中でもお気に入りのモデルとして結構チェックしていました。

アメリカンカルチャーをこよなく愛するファッションディレクター 橋本奎が Jabbar Low と adidas Basketball の魅力を語る ジャバー ロー アディダス バスケットボール

そもそも橋本奎さんはバスケットボールはお好きですか?

僕は運動神経が悪くて、バスケのみならず、スポーツ全般あまりやってこなかったんですよね(笑)。

それは意外でした。

なのでこの企画のお話をいただいた時は少しは不安だったのですが、ただ、僕の好きなアメリカンカルチャーとバスケットボールはものすごく親和性が高くて、距離感も近いので、選手のファッションとか好きなスタイルとか、カルチャーとしてバスケットボールは大好きです。

具体的にはどういったカルチャーなのでしょうか?

ファッションの側面で言うと、ヘアバンドだったりバスケパンツなんかは最近のトレンドにも落とし込まれていますよね。あとは、選手たちのコート以外でのプライベートもイケていて、そういった意味では、スケーターとかサーファーのスタイルを参考にする感覚と似ている気がします。

ありがとうございます。それでは今、履かれているJabbar Lowについて話を戻していきますが、スニーカーとしてどういった印象をお持ちですか?

アメリカンカルチャーをこよなく愛するファッションディレクター 橋本奎が Jabbar Low と adidas Basketball の魅力を語る ジャバー ロー アディダス バスケットボール

基本的に普段からローテクなスニーカーを履くことが多くて、〈adidas〉さんで言うとForumとか、あとはハイカットのモデルも好きですね。なのでこのJabbar Lowも、クラシックなテイストですし、僕の日頃のファッションスタイルと合わせやすいと思っています。

新たにラインナップされたカラーリングについてはいかがですか?

個人的に赤が好きなので、ナンバーワンはこちらのモデル(Jabbar Low)なんですが、その他も渋い色味をしていて、どれもスエード素材だからガシガシ履き潰してクタクタになっても格好よさそうな気がしています。

次に〈adidas〉についてお聞きします。率直に答えていただきたいのですが、橋本奎さんのワードローブに〈adidas〉のアイテムは入っていますか?

もちろんです。今年の夏は、短パンにハイソックスをルーズに合わせて(〈adidas〉のスニーカーを)履いたりしていました。その中でもお気に入りは、Korn(コーン)っていうメタルバンドとコラボしたSuperstarとCampus(キャンパス)ですね。ローテクの良さと00年代のムードが合わさっていて、公私ともによく穿いています。

スニーカー以外のウエアなどのアイテムはいかがでしょうか?

ここにある“adidas Basketball”のスエットパンツも普段から穿かせてもらっていますね。絶妙なストレート感のあるシルエットにスリットが入っていて、ジップを開けると若干フレアーにもなるんですよ。しかも裏起毛でちゃんと温かいし、スニーカーはもちろん、革靴なんかとも相性がいいパンツなんで、めちゃくちゃ重宝しています。

アメリカンカルチャーをこよなく愛するファッションディレクター 橋本奎が Jabbar Low と adidas Basketball の魅力を語る ジャバー ロー アディダス バスケットボール

こういったスポーティーなバスケットボールのアパレルをスタイリングに取り入れる際に意識したりするポイントを教えてください。

メッシュのタンクとかショーツ、ジャージのようなスポーツのアイテムって、どうしても主張が強くなってしまうんですよ。けれども、他に合わせるアイテムやレイヤードで中和させて、全体としてバスケ感が強く出過ぎず、かと言って無くさないという、バランスを意識しています。

少し高度なテクニックなのでしょうか?

意外とそうでもなくて、例えば、過去に僕がスタイリングを担当させていただいた“adidas Basketball”の『Hypebeast』のビジュアルで、シュウヘイくん(上杉柊平)に着てもらったチェックシャツを腰に巻いたルックは、カジュアルとコートの絶妙なバランスが表現できているうえに、誰でも気軽に参考にできるスタイリングだと思っています。

アメリカンカルチャーをこよなく愛するファッションディレクター 橋本奎が Jabbar Low と adidas Basketball の魅力を語る ジャバー ロー アディダス バスケットボール

Photo : Genki Nishikawa

なので、サッカー系のアイテムだったらヨーロッパなテイストで仕上げるのと同じように、こういったバスケットボールのアイテムは本場のアメリカのカルチャーとMIXさせると親和性があって、結果的にまとまりが出てきますね。

ちょうど今お話に出てきた、“adidas Basketball”の本誌撮り下ろしビジュアルでのスタイリングについてもお聞きしたいです。

これまでに2回、最初はモデルのUTAくんと一緒にやって、次にシュウヘイくん(上杉柊平)でもスタイリングをさせていただいたのですが、どちらもモデルさんの普段のイメージからかけ離れないようにしつつ、“adidas Basketball”の魅力を全面に出すようにしました。

UTAくんはファッションがとても好きな人で、しかもプライベートでも本格的にバスケットボールをやっていることは事前に知っていたんですよ。なので、バスケと言えば学生リーグもカルチャーとして盛り上がっているので、彼の場合はカレッジなテイストで表現してみました。(UTA Fashion Shooting

シュウヘイくんの時は、彼が最近はわりとクリーンなイメージでメディアに出ていることが多い気がしていたので、あえて彼のルーツであるストリートなスタイルを強くしています。やっぱり、バスケのかっこよさでストリートは外せない要素じゃないですか。

ありがとうございます。それでは最後に、今回のJabbar Lowについて、改めてリコメンドをお願いします。

まずはやっぱりこのローテクな感じがたまりませんね。デザイン的にグッとくるものがありますし、それと履き心地もソールが厚すぎないので気軽に履くことができます。当然カラバリでそろえてもいいですし、僕だったらこの赤を履き潰して、アジが出るまで楽しんじゃいますね。
アメリカンカルチャーをこよなく愛するファッションディレクター 橋本奎が Jabbar Low と adidas Basketball の魅力を語る ジャバー ロー アディダス バスケットボール
インタビューの様子は上記の各スライダーボックスや本文内の写真からチェックを。新たにリリースされたJabbarシリーズはブランドの公式ウェブサイトおよび直営店舗にて販売されているとのこと。

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Presented by adidas
フォトグラファー
Masa Michi Hirose
エディター
Atsutato Ito
Creative
Hiromu Sasaki / Hypebeast
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