A BATHING APE® & BAPE KIDS® が2023年秋冬コレクションをローンチ
誕生30周年を迎えた〈BAPE®️〉の膨大なアーカイブを現代的にアップデートしたコレクションを展開




























今年4月に設立30周年を迎えた〈BAPE®️(ベイプ)〉こと〈A BATHING APE®️(ア・ベイシング・エイプ)〉と、そのキッズレーベル〈BAPE KIDS®(ベイプ・キッズ)〉が、2023年秋冬コレクションのルックブックを公開した。
1993年に東京・原宿で誕生して以来、日本のファッションシーンを牽引し続けてきた〈BAPE®️〉は、過去30年にわたってヒップホップを中心にさまざまなカルチャーに影響を与え、今や国内のみならず世界のストリートシーンにおけるスタンダードと言える存在にまで成長した。そんな〈BAPE®️〉の記念すべきアニバーサリーイヤーに展開されるメンズコレクションは、“BAPE® LEGACY”、“COLLEGE CLASSIC”、“OUTDOOR”、“SPORTS MANIA”、“HIP HOP”、“GRAFF UNIFORM”、“DENIM PAINTER”、“BAPE® CORE”、そして“JAPANESE CULTURE”という9つのコンセプトで構成。
“BAPE® LEGACY”は、1990年代から2000年代前半までのアーカイブからレザーダウンジャケットやカウチンニット、ヴァーシティジャケット、刺しゅう入りのデニムパンツといった特に人気の高いアイテムを現代的にアップデート。1990年代のカレッジスポーツカルチャーやユニフォームからインスパイアされた“COLLEGE CLASSIC”は、クラシックなスポーツスタイルに、リュクスでストリートな要素をプラス。特にオリジナルチェックとブランドロゴをモノグラム調にミックスした新チェックパターンのコートやジャケット、カットソーなどに注目したい。現代のライフスタイルに欠かせない“OUTDOOR”にフォーカスを当てたシリーズでは、テックウェアやトレッキングウェアの要素を取り入れた2000年代のストリートアウトドアスタイルを提案。“1ST CAMO”をベースに地図からインスピレーションを得た新たなカモ柄 “LAYERED LINE CAMO”を用いたピース、マウンテンやトレイルをイメージしたグラフィックTシャツ、歪な曲線のステッチが特徴のダウンジャケット、配色使いのキャップなどがラインアップする。
“SPORTS MANIA”は、1990年代のグラフィティから着想を得たパターンやグラフィックをミックスしたアイテムが登場。〈BAPE®️〉のルーツのひとつである“HIP HOP”シリーズでは、2003年に行われた「BAPE HEADS SHOW」のポスターグラフィックや、音楽レーベル「APE SOUNDS」で使用されたグラフィックを復刻。さらに、2004年発売のアルバム『(B)APE SOUNDS』に同梱されていたステッカーのデザインやロゴを、ピスネームや織ネームに採用している点も見逃せない。軍用機に描かれたグラフィック、通称“ノーズアート”を現代的に昇華した“GRAFF UNIFORM”シリーズからは、ヴィンテージのARMYシャツやタギング、ツアーT、ラップTなどのアートワークを〈BAPE®️〉の解釈で落とし込んだアイテムのほか、新たに3Dで“APE HEAD”をメタリック調に表現したオリジナルパターンを用いたアイテムも用意。アメリカの画家 ジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)からインスパイアされた“DENIM PAINTER”では、ジャガード織りの技術を駆使したモノグラムのデニムやゴブラン織りのカモ柄を新たに制作した。デイリーに着回せるベーシックなスタイルを取り揃えた“BAPE® CORE”では、数あるオリジナルのカモ柄の中でもシックな“SOLID CAMO”にトレンドカラーを用いたアイテムが登場。そして“JAPANESE CULTURE”では、日本の伝統的な文化や技術、和服のシルエットからインスピレーションを得た「祭り」がテーマに。刺し子生地を抜染して濃淡で表現したカモフラージュや、筆で描いたようなタッチのカレッジロゴと“APE HEAD”を配置したアイテム、水転写プリントで“ABC CAMO“を全面に施したけん玉など、技巧を凝らしたプロダクトが並ぶ。
一方のレディースは“COLLEGE”と“HIP HOP”をコンセプトの主軸に据え、“レトロ”や“ヴィンテージ”をキーワードとしたコレクションを展開。レトロスポーツとOG BAPE®のエッセンスをミックスさせ、現代的なスタイルに落とし込んだ“COLLEGE”では、クラシカルなチェック柄のコートやボア素材のスノボジャケット、スケッチ風のグラフィックが新鮮なスウェットなど、女性らしいシルエットや着心地、着回しの良さを追求したアイテムが多数登場。“HIP HOP”では、1990年代から2000年代のトレンドであったヒップホップやY2Kのリバイバル、ヴィンテージブームなどをヒントに、当時流行したラグジュアリーブランドのブート品をサンプリングし、“BAPE®“のジュエリーを描いたグラフィカルなアートワークを追加した。また、OG BAPE®から、刺しゅうや“MULTI CAMO”といった懐かしのディテールを復刻。クリスタルストーンやモノグラムでアレンジしたアイテムの他、ヘアクリップやヘアピン、ネックレスなどのアクセサリー、グッズ類も豊富に揃う。
キッズレーベルの〈BAPE KIDS®️〉では、“SCHOOL”、“OUTDOOR”、“BABY MILO® TOY BOX”をコンセプトに掲げ、〈BAPE®️〉のルーツのひとつである“ストリート”を彷彿とさせる大人顔負けのスタイリッシュなアイテムを“ボーイ”、“ガール”、“ジュニア”の3つのカテゴリーで展開。ヴィンテージを想起させるヘビーオンスのネルシャツやデニムカバーオール、“ABC CAMO”のトラックスーツ、ダウンジャケットといったベーシックなものから、お馴染みのアイコニックなキャラクター BABY MILO®を使用したポップなニットやスウェットまで、〈BAPE®️〉らしい遊び心を散りばめたアイテムがラインアップする。
〈A BATHING APE®️〉&〈BAPE KIDS®️〉の2023年秋冬コレクションは、7月8日(土)よりブランドの公式オンラインストアおよび正規取扱店舗にて順次販売開始。30周年を迎えたブランドの過去/現在/未来がクロスオーバーする特別なコレクションを、ぜひお見逃しなく。