Spotify と A BATHING APE® のコラボレーションプロジェクトが始動
『RapCaviar』の期間限定カバーやスペシャルアイテムのリリースなど、さまざまな企画を展開


今年の初め、世界最大級のオーディオストリーミングサービス『Spotify(スポティファイ)』は、日本を代表するストリートブランドのパイオニア〈BAPE®︎(ベイプ®︎)〉こと〈A BATHING APE®︎(ア・ベイシング・エイプ®︎)〉との新たなパートナーシップを発表。そして2024年10月より、両者のコラボレーションプロジェクトが本格的に始動する。
本プロジェクトのローンチに際し、『Spotify』で圧倒的な影響力を誇るフラッグシッププレイリスト『RapCaviar』のカバーを期間限定で〈BAPE®︎〉がジャック。『Spotify』には各ジャンルを代表するフラッグシッププレイリストがあり、それぞれ世界中で多くのリスナーに愛聴されている。『RapCaviar』は1,600万人以上のフォロワー数を誇り、リスナーがヒップホップの世界を席巻する最新のトラックを見つけるための場所として長年親しまれてきた。次世代のラッパーにとっては、このプレイリストに加わることで一気に知名度が広がるため、彼らの憧れのプレイリストでもある。今回のプロジェクトでは、『RapCaviar』のカバーがアイコニックなABC CAMO仕様にアレンジされ、注目のアーティストをフィーチャーしていく。このスペシャルなカバーを飾るアーティストとして、第1弾は米テネシー州出身のフィメールラッパー グロリラ(GloRilla)、第2弾はアトランタ出身のラッパー ガンナ(Gunna)が登場した。
そして、『Spotify』のロゴと〈BAPE®︎〉のABC CAMOを融合させたオリジナルグラフィックをフィーチャーしたビルボード広告をアメリカとイギリス全土で展開。これらはまずニューヨークとロンドンのストリートに出現し、今後は他の都市でも展開していくという。また、『Spotify』とスペインの名門フットボールクラブ FCバルセロナ(以下バルサ)のパートナーシップの一環として、10月20日(現地時間)に行われたバルサ対セビージャFC戦の試合中、スタジアムのLEDスクリーンにこのグラフィックが映し出された。
『Spotify』のパートナーシップおよびマーケティング担当VPを務めるマーク・ハザン(Marc Hazan)は、〈BAPE®︎〉とのパートナーシップについて「音楽への深い理解と資産を持つBAPE®︎は、音楽とストリートウェアカルチャーを牽引するアーティストやファンを讃えるSpotifyにとって理想的なパートナーです。今回の共同プロジェクトを通じて、これまでにない体験をファンに提供できることを楽しみにしています」と語る。
一方、〈BAPE®︎〉のCEO(最高経営責任者)であるマフムード・エルサラヒ(Mahmoud Elsalahy)は、「音楽はBAPE®のDNAに組み込まれており、私たちがサポートするアウトサイダーたちにとってインスピレーションの源です。ストリートウェアと音楽は切り離せないものであり、Spotifyとのパートナーシップは私たちが一緒になって、それぞれが力を超える機会となるでしょう。SpotifyとBAPE®は共に、コミュニティの情熱を支えるユニフォームとサウンドトラックを提供します」といった声明を発表した。
サラヒの言葉通り、『Spotify』と〈BAPE®︎〉は本プロジェクトの一環として、スペシャルなコラボレーションアイテムを制作。今年誕生20周年を迎えた〈BAPE®︎〉の大ヒット作 SHARK HOODIE(シャークフーディ)と、定番のカレッジTシャツにオリジナルグラフィックを取り入れた限定アイテムは、11月2日(現地時間)に『BAPE STORE® LOS ANGELES』にてリリース予定。
『Spotify』と〈BAPE®︎〉のパートナーシップは始まったばかり。今回のローンチを皮切りに、今後もさまざまな企画を展開予定のため、これからも両者の動向にぜひ注目してほしい。