55.22カラットの深紅色のルビーが世界最高額の50億円近くで落札
“サンライズ・ルビー（Sunrise Ruby）”の約42億円を上回り、世界記録を更新
101カラットの原石から切り出された55.22カラットのエストレラ・デ・フラ（Estrela de Fura）が、「Sotheby’s（サザビーズ）」のオークションにおいて、3,480万ドル（約49億円）で落札され、再び記録を更新した。
カナダの企業「Fura Gems」によってモザンビーク共和国で発見され、ポルトガル語で“Furaの星”を意味するエストレラ・デ・フラと名付けられたこのルビーは、“ビジョンブラッド”として知られる深紅の色を纏った非常に希少なもの。手付かずの状態であっても、他に類を見ないものであるとされているエストレラ・デ・フラの原石は、熟練の技を持つ職人チームによってカット・加工が施され、美しい宝石へと変貌を遂げた。
エストレラ・デ・フラの推定価格は3,000万ドルであったが、このたび3,480万ドル（約49億円）で落札されたことにより、2015年5月、ルビーにおける世界最高額を記録した25.59カラットの“サンライズ・ルビー（Sunrise Ruby）”の3,030万ドル（約42億円）を約400万ドル上回り、世界記録を更新。また、宝石オークション全体の売上高は9,590万ドル（約134億円）で、2015年4月の宝石オークションの記録である6,510万ドル（約90億円）を超え、「Sotheby’s」で開催された最高売上高の宝石オークションとなったとのこと。
