パリが市内における高層ビルの建設禁止を再開
2026年に完成予定の超高層ビル『トゥール・トリアングル』をめぐる論争の端を発し
フランス・パリにて、市内に建設される新たな建物の高さ制限が復活した。新たな規則では、建物の高さが37メートルもしくは12階建てに制限するものだ。
1977年に初めて導入されたパリの計画法は、2010年に当時の市長 ベルトラン・ドゥラノエ（Bertrand Delanoë）が、オフィスビルは180メートル、住宅は50メートルという高さ制限を設定。今回の改定は、「Herzog & de Meuron（ヘルツォーク&ド・ムーロン）」による超高層ビルの『トゥール・トリアングル』をめぐる論争がきっかけに。緑の参議院議員 エミール・ムニエ（Émile Meunier）が提唱し、アンヌ・イダルゴ（Anne Hidalgo）市長によって実現した新しい禁止令は、市内での二酸化炭素排出量を削減することを目的としている。
2021年に建設が始まり、2026年に完成予定の『トゥール・トリアングル』は、最大高さ180メートルで市内で3番目に高い建物となる見込み。
Historique : le nouveau plan local d’urbanisme de #Paris signe la fin des tours et revient à une hauteur raisonnable (37m max, 11 étages).
👉🏼 Le résultat concret du travail de vos élues et élus écologistes !@EELV_Paris @EelvIdf https://t.co/GnjjNY43t8
— Emile Meunier (@emilemeunier) June 5, 2023
