韓国ソウルで開催されたカルバンクラインxジェニーのイベントに潜入

世界的ガールズグループ BLACKPINK（ブラックピンク）のメンバーであり、その独自のファッションセンスからトレンドセッターとしても名高いJENNIE（ジェニー）。そんな彼女がグローバルアンバサダーを務める〈Calvin Klein（カルバン・クライン）〉から、初となるコラボコレクション “Jennie for Calvin Klein（ジェニーフォーカルバンクライン）”がローンチした。彼女自身のワードローブの定番となっている〈Calvin Klein〉のエッセンシャルアイテムから着想を得たという本コレクションでは、アンダーウェア、デニム、Tシャツ、ニットなど、JENNIEキュレーションによるペールトーンのカラーウェイを纏ったアパレルが多数ラインアップ。各アイテムに、本人のハンドライティングによる〈Calvin Klein〉ロゴをあしらい、ラフな雰囲気を纏ったコレクションに仕上げている。これを記念して、韓国・ソウルでは、クリエイターのホットスポットとして今最も注目される聖水洞の『Scene Seoul（シーン・ソウル）』にて、1週間限定のポップアップストアが展開された。

期間は5月11日（木）〜17日（水）だったが、オープン日の前日となる5月10日（水）には、“Jennie for Calvin Klein”のローンチイベントが開催。一瞬でもJENNIEの姿を捉えようとカメラを手にしたファンで会場周辺は溢れ返り、ライラックカラーのミニニットドレスに身を包んだJENNIEが登場するや否や、大きな歓声が沸き上がった。その他にも、同じく〈Calvin Klein〉のアンバサダーを務めるBTSのJungkook（ジョングク）をはじめ、香港出身のアーティスト/俳優 Anson Lo（アンソン・ロー）、女優の山本舞香、モデル/アーティスト西内まりや、米ロサンゼルスを拠点とするシンガーソングライター Deb Never（デブ・ネヴァー）、タイ出身のモデル Davikah Hoorne（ダビカ・ホーン）、注目の5人組ガールズグループ LE SSERFIM（ル・セラフィム）のKazuha（カズハ）、アンエンユリことYURINO（ユリノ）と須田アンナなど、アジア圏を中心に世界中から豪華ゲストが駆けつけた。

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韓国・ソウルの一夜を熱く盛り上げたジェニーフォーカルバンクラインのポップアップをレポート

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Seounghoon Jeong/Hypebeast

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Seounghoon Jeong/Hypebeast

イベントでは、Gigi（ジジ）＆ Bella Hadid（ベラ・ハディッド）、Kendall（ケンダル）& Kylie Jenner（カイリー・ジェンナー）らセレブとも親交の深い双子DJデュオ Simi & Haze Khadra（シミ & ヘイズ・カドラ）によるDJプレーも行われた。2Fからその様子を見ていたJENNIEだったが、中盤からはブースに登場し、会場の盛り上がりは最高潮に。そのタイミングで、JENNIEとThe Weeknd（ザ・ウィークエンド）のボーカルを乗せた未発表曲が流され、その模様をJENNIEが『Instagram（インスタグラム）』でリポスト。投稿内に、JENNIEとThe Weekndが共演する「HBO」ドラマ『The Idol』とThe Weekndのアカウントがタグ付けされていたため、本ドラマの挿入歌であると推測されている。

この熱気を帯びた一夜を、よりロマンティックに彩ったのは、カプセルコレクションのカラーを反映した、コンセプチュアルなライティングのインスタレーションや、光の反射を思わせるファサードの装飾。『Hypebeast』編集部は、そんな会場装飾を手掛けた国内外で活躍するグラフィックアーティスト YOSHIROTTEN（ヨシロットン）にミニインタビューを敢行。“Jennie for Calvin Klein”を担当することになった経緯やデザインコンセプトなどについて伺った。

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Hypebeast：今回、インスタレーションとファサードのデザインを手掛けることとなったきっかけを教えてください。

香港を拠点としている起業家 Federico Tan（フェデリコ・タン）がJennie for Calvin Kleinのプロデューサーを務めていて、「（今回のイベントの）インスタレーションを制作してくれないか」って誘ってくれたんです。その後に、英ロンドンのKENNEDY（ケネディ）が空間デザインを、僕がインスタレーションとファサードを担当することになり、お互いに世界観を壊さないように、一緒にやりとりをしながら考えて行ったという感じです。

テーマやコンセプトがありましたら教えてください。

JENNIEが出演しているビジュアルとコレクションアイテムのカラーウェイを見て、ライラックがキーカラーになっていると思い、このカラーを中心とした映像を制作しました。また、アイテム自体、カジュアルなものが多かったので、自分らしくリラックスして過ごす時間とか、夢と現実の狭間みたいなものをイメージして、その世界に一歩入っていく扉を、インスタレーションで表現しましたね。吹き抜けの天井から吊り下げたこのインスタレーションは、“扉はさまざまなところに存在する”というメッセージを伝えるべく、全ての面にミラーを装飾して、それぞれ異なる角度で設置しています。

Yar

会場の装飾において、特にこだわった点は？

日中は、光の反射によってインスタレーションの映像があまり見えなくなってしまうんですけど、その分、（映像と同様のグラフィックを採用した）ファサードの装飾が、日差しによって床に映りこむよう工夫しています。また、昼から夕方にかけては、ライラックのライティングと映像が流れるのですが、日が暮れてからは、ブルーとオレンジに変化します。時間ごとに移り変わる、違った色の世界も楽しんでもらえると嬉しいです。

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