四角い Hublot の新エディション
「Watches and Wonders 2023」現地レポート -〈Hublot〉編
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四角い Hublot の新エディション
「Watches and Wonders 2023」現地レポート -〈Hublot〉編
1980年創業という比較的新しいウォッチメーカーの〈Hublot(ウブロ)〉は、2005年に登場したフラッグシップモデル Big Bang(ビッグ・バン)によってその名を轟かせたと言っていいだろう。それから17年、複雑機構を中心としたマニュファクチュール製ムーブメントと、最先端素材の開発に力を注いだ〈Hublot〉は、2022年の「Watches & Wonders 2022(ウォッチズ アンド ワンダーズ 2022)」で初のスクエア型ウォッチ Square Bang(スクエア・バン)シリーズを発表。これによって、「Hublotなのに四角!」という新境地を開いた。
そして〈Hublot〉は再びこのモデルと対峙し、今回の「Watches and Wonders 2023」で新たなる四角い時計を公開。そこに現れたのが、Square BangシリーズのUnico Black Magic(ウニコ ブラックマジック)とUnico White Ceramic(ウニコ ホワイトセラミック)だ。両モデルとも、高温でジルコニウムを焼結した、極めて硬い素材 “ハイテクセラミック”を使用しているため、角をぶつけてもほぼ傷がつかない。
内蔵するコラムホイール式フライバック・クロノグラフムーブメント “HUB1280”は、スクエア型のケースに完璧に収められている。しかも、約72時間というロングパワーリザーブ。クロノグラフもデイトも機能が丸出しのデザインながら、ダイアルやケースバックから覗くその姿は新しくも美しい。
さらに〈Hublot〉は、これまでにない透明性、輝き、堅牢性を誇るサファイアクリスタルを用いたSquare Bang Unico Sapphire(スクエア・バン ウニコ サファイア)も登場させた。〈Hublot〉のエンジニアは、スクエア形状にサファイアクリスタルの多層構造という両立の難しいチャレンジを乗り越え、5気圧の防水性を確保することにも成功。この特別なモデルは世界250本限定で販売される。
これら3つの四角いタイムピースには、ラバー製のストラップが付属し、チタニウム製フォールディングバックルが装着されている。 〈Hublot〉独自の“ワンクリック システム”備えており、豊富に揃うオプションのストラップから好きな1本を組み合わせることが可能。
価格はそれぞれSquare Bang Unico Black MagicとUnico White Ceramicが336万6,000円、Square Bang Unico Sapphireが1,213万3,000円(共に税込)。〈HUBLOT〉の公式サイトでその美しいディテールが公開されている。気になった人は早速チェックしておこう。