GAP 2022年度第4四半期の決算に見る YEEZY GAP 閉鎖の影響
売上高は軒並み減少する結果に
〈GAP（ギャップ）〉〈Banana Republic（バナナ リパブリック）〉〈Old Navy（オールド ネイビー）〉〈Athleta（アスレタ）〉を抱える「Gap Inc.（ギャップ インク）」が、第4四半期および2022年度の決算を発表した。
同社の第4四半期の売上高は、前年同期比6％減の42億4,000万ドル（約5,710億円）。既存店売上高は前年同期比-5％、店舗売上は前年同期比-3％、オンライン売上は前年同期比-10％とそれぞれ減少し、オンラインは売上高全体の41％を占めた。〈GAP〉といえば、Ye（イェ）/Kanye West（カニエ・ウェスト）の言動により、10月に“YEEZY GAP（イージー ギャップ）”の閉鎖を余儀なくされたことも記憶に新しいが、〈GAP〉単体での第4四半期の純売上高は、11億ドル（約1,480億円）で、前年同期に比べ9％減少。既存店売上高は-4％、北米の既存店売上高は-5％に。“YEEZY GAP”のクローズは、北米での成長に約2ポイントのマイナス影響を与えたという。
2022年度全体の売上高は、前年度比6％減の156億ドル（約2兆1,000億円）となり、既存店売上高は前年度比7％減少。当年度末で40カ国以上、3,352店舗（うち2,685店舗は直営店）を持つ店舗売上高は、前年度比-6％、総売上高の38％を占めるオンライン売上は前年度比-7％という結果に。
