ヌートバー、ヴィンテージデニム(506XXEE)を試着する
ヌートバー選手が原宿ショッピングの仕上げに向かったのが、ヴィンテージデニムの総本山『BerBerJin(ベルベルジン)』。そこには、超貴重な1着が用意されていた! 大きなサイズのヴィンテージGジャンを大柄なヌートバー選手が着ると、はたしてどうなるのか?





『THE CAP TOKYO』、『GR8』、『atmos BLUE Omotesando』と、原宿ショッピングを満喫した“たっちゃん”ことラーズ・ヌートバー選手。最後に訪れたのは、ヴィンテージデニムを扱う『BerBerJin(ベルベルジン)』。ある意味で日本のファッションカルチャーを象徴する場所だ。ここでは『THE 501®XX A COLLECTION OF VINTAGE JEANS』を手がけたことでも知られるヴィンテージデニムのオーソリティ、藤原裕ディレクターが、ヌートバー選手のために珠玉のアイテムを用意して待ち受けていた。
店内に入ってすぐにヌートバー選手は、1965年製のミリタリーコートや1960年代の501XX、505Eなどなど、興味深そうに試着を続ける。ただ、値段を聞いて「それじゃクルマを着ているようなものじゃないか!」「ハンバーガーを食べてソースがこぼれたらどうするんだ!?」と、ちょっと驚きを隠せない様子だった。
そして最後に藤原さんが大事そうに取り出したのは……。
506XXEEに袖を通した
藤原さんが用意したのは、1950年代前半まで生産された通称“ファースト”と呼ばれるヴィンテージリーバイスのGジャン、506XX(EE)だった。日本ではビッグサイズで着るのが流行っており、探している人も多いけれど、高額でなかなかに希少だ。
ちなみにこのファースト。46以上のサイズ(1950年代は48以上のサイズ)は、背中が2分割になっている。これを“Tバック”と命名したのが藤原さんで、この大きなサイズはモデル名の506XXに加えて「E」や「EE」が追加される。
で、藤原さんが手に広げたのが、1950年代のサイズ50のTバック! モデル名は「506XXEE」だ。 藤原さんが「いくらだと思う?」と尋ねると、これまでの相場を聞いていたヌートバー選手は、「4万ドル!」とほぼ正解な金額を言い当てた。はからずも、メジャーリーガーは身体能力だけでなく学習能力も高いことを証明した。
「値段を当てたからプレゼントされるかな」と笑いながら、506XXEEに袖を通すと……、まさにジャストサイズ。肩を落として大きめのサイズを着るのもかわいいけれど、Gジャンは大柄なアメリカ人が着ると似合うという、あたりまえの事実を確認した。
「値段を聞くと緊張しちゃうね」というヌートバー選手は、ヴィンテージデニムという新しい世界に好奇心を刺激された様子。こうして、原宿ショッピングは大団円を迎えた。
BerBerJin
東京都渋谷区神宮前3026-1
原宿SHビル1F
☎03-3401-4666
https://berberjin.theshop.jp