F1ラスベガスGP直前の角田裕毅に迫る

史上初開催となるF1ラスベガスGP。『Hypebeast』チームは、ラスベガスまで飛び、アルファタウリのF-1ドライバー、角田裕毅を捕まえた

スポーツ
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角田裕毅、4年目を見据えて

今年、F1で3シーズン目を迎えて、益々力強い戦い振りを見せるようになったアルファタウリF1の角田裕毅選手。ちなみに、今季ここまで20戦を終えて入賞は5回。しかも8位に2度入る成績は、中堅チームのドライバーとして高く評価できるものだ。

「3シーズン目を迎えて、自分でも全体的にステップアップできたと思っています」。アメリカ・ラスヴェガスでの第21戦を迎える直前、『Hypebeast』のインタビューに応えて角田選手はそう語った。

「これまでの2年間ももちろんミスは許されませんでしたが、3年目の今年はさらにそういう傾向が強まっていますし、ドライバーとしてチームの成績に貢献しなければいけないという役割も強まっているので、今年はひとつひとつのレースをしっかりまとめ上げることを目標に置いてきました。そして、そういうことが結果的にできているので、今シーズンは悪くなかったと思います」。そうした成果が認められて、2024年シーズンもアルファタウリからの継続参戦が決まった。では、4年目の来年は、どんなことを目標に置いているのか?

「やっぱり今年の延長線上で、ドライバーとしてはさらに磨きをかけないといけないと思っていますし、自分にドライバーとしての価値があることを、アルファウタウリF1を含め、いろいろチームにわかってもらえるようにならなければいけないと考えています。そして、そのためには目に見えるリザルト(結果)を残さないといけません。いずれにせよ、過去2シーズンに比べて大きくステップアップはできているので、あとは先日のメキシコGPのような大きなミスをなくし、アップダウンの度合いを少なくすることが大切だと考えています」

アルファタウリが作るファッションは?

ところで、角田選手が所属するアルファタウリF1チームのメインスポンサーが、ファッションブランドのアルファタウリであることは皆さんもご存知のとおり。そこで、アルファタウリが作るファッションに関する印象を、角田選手に訊ねてみた。

「僕がアルファタウリでいちばん好きなのは冬のジャケットですね。とにかく防寒性が高くて冬は温かい。ここがとても気に入っています」。F1デビュー当時はイギリスで暮らしていた角田選手も、先ごろアルファタウリF1の本拠地あるイタリアに転居。これにあわせて、普段着る洋服のテイストも少し変わったという。

「もともと僕のファッションはストリート系で、ちょっとダブッとしたお洋服をよく着ていましたが、イタリアはシャツにチノパンとか、もっとシンプルですらっとしたスタイルの洋服を着る人が多い。それで、僕も一時期はオール・イタリアン・ブランドでまとめたこともありますが、いまはストリート系を少し取り入れたイタリアン・ファッションを着て出かけることが多いですね。たとえば、パンツは少しタイト目のものを選んで、その上にゆったりとしたトップスをあわせるとか。でも、基本的にはどこに行くかにあわせて服は選んでいます」

F1ラスベガスGP直前の角田裕毅に迫る F1 GP Yuki Tsunoda

生来の夢は「F1ワールドチャンピオンになること」

続いて、角田選手がレースで見せるアグレッシブな走りはどこで身につけたものなのか、訊ねてみた。

「小さい頃にカートをやっていたとき、父親からは特にブレーキングを重視した指導を受けました。ブレーキングはコーナリング時に必ず必要になるし、オーバーバーテイクするときもブレーキングが大切。だから、ライバルをオーバーテイクするときには、自信を持っているブレーキングでズバッと決めるようにしていますが、そういうところがアグレッシブに見えるのかもしれません」

角田選手と言えば、Netflixで公開中の「Drive to Survive シーズン5」の第8回「ALPHA MALE」に登場し、その素顔が紹介されたことも記憶に新しいところ。「僕は自分のことをテレビで見るのが好きじゃないので、正直、Netflixもあまり見ていないようにしていますが、実は僕、Drive to Surviveにはシーズン1から登場しているんです。おかげで、僕自身の知名度も上がったし、他のドライバーとはちょっとパーソナリティが異なっていることも知られているようです。特にアメリカやイギリスでNetflixの人気は絶大ですよね。もしもよろしければ、皆さんもご覧になってください」。生来の夢は「F1ワールドチャンピオンになること」と語る角田選手。ラスベガスGPでの活躍にも期待したいものだ。

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テキスト
Writer
Tatsuya Otani
エディター
Noriaki Moriguchi / Hypebeast
Editor Assistant
Sachiko Tsutsumi / Hypebeast
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