米 Twitter 社が3四半期ぶりに赤字転落へ
イーロン・マスクによる買収計画を巡る混乱が不信感を招く結果に

米『Twitter(ツイッター)』社は7月22日(現地時間)、2022年4~6月期の決算を発表した。売上高が前年同期比1%減の11億7,600万ドル(約1600億円)、最終損益は2億7,000万ドル(約370億円)の赤字(*前年同期は6,500万ドルの黒字)に転落した。
今回のレポートでは、赤字転落は3四半期ぶり、2年ぶりの減収という結果に。同社は減収の要因として、米国の景気減速に伴い広告収入が伸び悩んだことや開発費などのコストが増加したこと、さらにElon Musk(イーロン・マスク)の買収計画を巡る混乱などをあげている。
『Twitter』社は今年4月、総額約440億ドル(本稿執筆時点で約6兆340億円)でElonの買収提案を受け入れると発表したものの、その後彼は買収撤回を表明。このことから株主や一般のユーザーに同社およびElonに対する不信感が強まったとみられている。なお、Elonと『Twitter』社による裁判は今年10月に行われる予定だ。