Kanye West が5,700万円以上の衣装レンタル料未払い＋未返却によって訴えられる

Kanye West（カニエ・ウェスト）が、アメリカ・ニューヨークを拠点に活動するスタイリスト/アーカイブコレクターのDavid Casavant主宰の“David Casavant Archive（デビッド・カサヴァント・アーカイブ）”から訴訟を起こされている。その内容は、KanyeがCasavantからレンタルした希少なアーカイブアイテムの返却とレンタル料の支払いを怠っているというもの。

裁判所に提出された書類には、Ye（イェ）サイドは2020年2月に借りたアイテム13点を返却せず、2020年10月から毎週のレンタル料の支払いを止めたと記されている。さらに「被告は、未払い金と紛失したアイテムに関する原告からの多数の問い合わせにまともな返答をせず、問題を解決するための知識や権限のない人物や、非アクティブなメールアカウントに問い合わせるよう原告に提言している」と指摘した上で、“David Casavant Archive”は、Yeに対して、未払いのレンタル料22万1,810ドル（約3,100万円）と、レンタルした13アイテムの補填費用19万5,100ドル（約2,640万円）の返済を要求。この費用は、将来のレンタル、貸し出しの機会、プロモーション、失われた価値あるアーカイブ全体の損失を反映したものだという。

Casavantは、1,000着を超える〈Raf Simons（ラフ シモンズ）〉や〈Helmut Lang（ヘルムートラング）〉のアーカイブを所有（していた）。Kanyeのみならず、Travis Scott（トラヴィス・スコット）、Rihanna（リアーナ）らといった名だたるセレブリティの衣装や日々着用するワードローブとして、自身のコレクションをレンタルするビジネスを行っている。