イーロン・マスクが米 Twitter 社との裁判を2023年に延期を要請
「Twitter社はイーロンを追い込み、スパムアカウントに関する真実を覆い隠そうとしている」と言及

米『Twitter(ツイッター)』社との買収契約撤退をめぐり、同社から起訴されているElon Musk(イーロン・マスク)が、この裁判の延期を要請していると報じられた。
Elonは『Twitter』社に対し440億ドル(本稿執筆時点で約6兆340億円)で買収提案を持ちかけ、今年の4月25日(現地時間)に同社がこれに合意したことを発表。計画通りに進めば2022年中に買収が完了し、Elonが同社の株式の100%を取得すると報じられていたものの、7月8日(現地時間)に彼は一転して契約を打ち切ると表明。これを受けて『Twitter』社はElonを契約違反だとして提訴し、計画通り買収取引を実行するように要求した。
当初の予定ではこの裁判は9月に予定されていたが、『Bloomberg』の報道によると、Elonは裁判所に2023年2月まで延期するよう要請したという。彼が提出した申請書には、「Twitterが突然ワープ並みのスピードを要求(*裁判が9月に行われること)したのは、被告(Elon)を追い込み、スパムアカウントに関する真実を十分に覆い隠すための最新の戦術である」と記されているようだ。さらに、「偽アカウントやスパムアカウントに関する論争は、Twitterの価値にとって基本的なものです。複数の事実が混在し、また非常に多くの専門家が関与しているため、証拠開示にかなりの時間を要するでしょう」とつけ加えられている。Elonからの要請を受けたデラウェア州の裁判所は、今週中にも裁判を延期するか否かを決定する模様。