米 Twitter 社が約6兆円の買収契約撤回を表明したイーロン・マスクを提訴
“ウォール街史上最大の法廷闘争のひとつ”と報じられる
米『Twitter（ツイッター）』社は7月12日（現地時間）、同社の440億ドル（本稿執筆時点で約6兆340億円）の買収契約を打ち切ると表明したElon Musk（イーロン・マスク）を提訴し、当初の計画通り買収取引を実行するように要求した。
『Twitter』社がデラウェア州の裁判所に提出した書類の中で、同社はElonがこれまで要求してきた偽アカウントに関する情報提供には応じてきたと主張。また、Elonは『Twitter』と買収契約を結んだ後もSNS上で同社の経営陣を中傷するようなメッセージを度々投稿しており、このような行為は契約上の義務違反に当たると指摘し、「不誠実さの見本だ」と強く非難している。同社はElonに対し、4月25日（現地時間）に合意した通りの価格と条件で買収取引を実行するように求めているという。各メディアでは、この訴訟はウォール街史上最大の法廷闘争のひとつになると報じられている。
