英のテック企業 Nothing の Phone (1) が満を持してデビュー
気になる価格は8GB+256GBのモデルが69,800円(税込)から
英国ロンドンを拠点とするデジタルプロダクトブランド「Nothing(ナッシング)」が去年発売して話題を呼んだ透明素材のワイヤレスイヤホン ear(1)は、まだ皆の記憶に新しいと思う。この気鋭のテックメーカーから次に送り出されるのがPhone(1)だ。先月、シリアルナンバー付きモデルが先行オークションに出品されて話題となったが、7月13日(現地時間)に正式ローンチされ、ついにこの製品の全貌が明らかになった。
独自に開発した「Nothing」OSはオープンなエコシステムの基盤であり、同社製のプロダクトはもちろん、既存のデジタルデバイスとでもスムーズな接続が可能となるようだ。プリインストールアプリを40%削減し、一貫性のあるデザインと統一されたグラフィックにより、Phone(1)を介しての全てのやりとりがシームレスに感じられる様に設計されているという。また、端末の操作性を重視するとともにアニメーションも最小限に抑えられており、ミニマルでデザイン性の高い「Nothing」ならではの世界観を感じることができるよう、フォントやカラー、サウンド、グラフィックの各要素は全てオリジナルのデザイン言語によるオーダーメイドとなっている。
このPhone(1)に盛り込まれているさまざまな特徴の中でも、特に注目したいのが“Glyph Interface(グリフ・インターフェイス)”だ。研究チームが「ユーザーの生活までも明るく照らして行く」ために開発に勤しんだと言う974個のミニLEDからなる“Glyph Interface”は厚さ0.45mm、寿命10万時間、消費電力は最大300mA、通常時で20〜100mAと電池寿命への影響はほぼ無視できるレベルだと言えよう。
エクステリアに目を向けてみると、フレームは100%再生アルミニウムを使用し、プラスチック部品の50%以上がバイオベースとリサイクル由来で作られており、またパッケージングにもリサイクル繊維が使用され、環境への影響を低減するための揺るぎない決意が感じられる。
日本での販売は8月に開始とアナウンスされており、気になる価格の方は8GB+256GBのモデルで69,800円(税込)からとなっている。その他のスペックの価格や詳細、販売方法などは後日発表となっているので、まずは日本の公式サイトおよび下記のローンチイベントの映像でプロダクトの詳細を確認してみよう。