Czinger が ALCANTARA 仕様のハイパーカー 21C を Goodwood で初披露
米伊デザインチームのタッグで生まれた究極の一台
ハイパーカーブランド「Czinger(ジンガー)」が6月23日(木)〜26日(日)の期間、「Goodwood Festival of Speed(グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード)」にて、マテリアルブランド「ALCANTARA(アルカンターラ)」のカスタマイズした内装を備えたパイオニアモデル 21Cを初披露した。
「Goodwood Festival of Speed」は、英ウェスト・サセックス州にあるリッチモンド公爵夫妻とゴードン公爵夫人の歴史的な邸宅の敷地内で毎年開催されるモータースポーツの祭典。また、「Czinger」は、米カリフォルニア州ロサンゼルスが拠点に2019年に創業された、ハイブリッドスポーツカーメーカーだ。「ALCANTARA」と「Czinger」のデザインチームが協業し、「ALCANTARA」の軽量性と技術を幅広く活用した画期的で高度なインテリアのカスタマイズを21C仕様に開発したこのシートの仕様は、特殊な熱と圧力を組み合わせた「ALCANTARA」独自のエンボス加工によって六角形模様が浮き上がるような3D仕様になっているほか、公道仕様のモデルではライトベージュやオフホワイトのマテリアルに手縫いやパイピングラインなどの様々な加工も施された。
このユニークなコラボレーションを記念して、「Goodwood Festival of Speed」と両ブランドのロゴを描いた「ALCANTARA」製バッグも特別に制作されたという。今回のパートナーシップは、サステナビリティへの取り組みやスタイル、そしてイノベーションを事業の中心に据えている「Czinger Vehicles(ジンガー・ビークル)」社と「ALCANTARA」社の双方にとって大変意義深いものとなったという。「ALCANTARA」社は2009年、最も審査が厳しい国際認証機関の1つであり、欧州最大の第三者認証機関であるドイツ・ミュンヘンの「TÜV SÜD(テュフズード)」からカーボン・ニュートラル認証を取得しており、サステナビリティへの真剣な取り組みと透明性を、最も重要な資産の一つに位置付けている。
21Cに使用されている部品は、材料の製造からそれぞれの目的に合わせて徹底的な設計がなされている。部品は必要性能を満たしながらも大幅な質量削減を達成し、再成形や再印刷が可能な、循環型マテリアルフローの基盤となっているという。これにより、自然との調和を図りながら、長期間の使用に耐えるサステナブルな生産システムを実現している。