『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』の楽曲制作にマイケル・ジャクソンが関与していた事実が発覚
当時のプロデューサー 中裕司が自身の『Twitter』で明かす
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1994年に「SEGA(セガ)」から発売されたMEGA DRIVE(メガドライブ)用ゲームタイトル『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』の音楽の一部を、Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)が担当していたことが明らかになった。
『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』の音楽は、クレジット上では社内のみでの制作したことになっている。ところが、当時の開発チームはMichael Jacksonに楽曲制作を依頼し、数曲を提供してもらっていたという噂が長年ファンの間で囁かれてきた。ゲームの制作段階で既にMJから出来上がった楽曲を受け取っていたものの、1993年に彼の性的虐待疑惑のニュースが報じられたため、「SEGA」が彼の手掛けた楽曲の差し替え、もしくは使用禁止を開発チームに要請したとされている。開発チームのスタッフたちはこの噂を否定しているが、実際に使用された楽曲の中には、後年MJが自身の作品として発表する曲と類似したものが含まれていたり、彼と関連のあるスタッフ数名がエンドロールにクレジットされていることから、本エピソードは長年 “都市伝説”として語り継がれてきた。
6月23日(木)、当時の開発チームのプロデューサーであった中裕司が、自身の『Twitter』で「なんでことだ!ソニック(・ザ・ヘッジホッグ)3の音楽が変更されたのに、SEGAのオフィシャルではMichael Jacksonの楽曲が使われている」とツイート。これは、最近「SEGA」の公式『TikTok』でMJの楽曲が使用されているにも関わらず、同社が同日にリリースした『ソニックオリジンズ』に収録された『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』の楽曲が変更されたことへのメッセージだと受け取れる。このツイートによって、オリジナルの『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』にはMJが楽曲制作に関わっていたという事実が、ようやく開発者から明かされたことになる。さらに中氏は1枚の写真を投稿し、「これは彼(MJ)の家をヘリコプターで訪ねたときに、私がカメラで撮った写真です。かなり色褪せてますが。懐かしいです」と綴っている。
Oh my god, the music for Sonic 3 has changed, even though SEGA Official uses Michael Jackson's music.
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) June 23, 2022
This is a picture taken by me with my camera when we went to his house in his helicopter. It's pretty faded. I miss it. pic.twitter.com/wtM1BtMHwT
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) June 23, 2022