Koenigsegg 創業者の所有した TOYOTA GR YARIS がオークションに登場
走行距離約1万キロの特別仕様車は現在までに約500万円超えの入札
スウェーデンの高級自動車製造メーカー「Koenigsegg(ケーニグセグ)」の創業者であり、同社CEOを務めるCristian Von Koenigsegg(クリスチャン・フォン・ケーニセグ)の所有した「TOYOTA(トヨタ)」GR YARIS(GRヤリス)が車のオークションサイト『COLLECTING CARS(コレクティング・カーズ)』に出品されて、話題になっている。このGR YARISは2020年12月にスウェーデンで初登録され、前オーナー履歴に“Cristian”の名前が記されているという。
WRC(世界ラリー選手権)のホモロゲーションカーとして設計されたこの魅力的なホットハッチは、ターボチャージャー付き1.6L 3気筒エンジンを搭載し264PSを発生、6速マニュアル・トランスミッションを介して4輪に供給される。走行距離はわずか10,730km、今年6月に「TOYOTA」の正規ディーラーで点検整備を受けたばかりで、オイルおよびオイルフィルターも交換済みだ。更に、18インチ鍛造アルミホイールと、ミシュラン製パイロットスポーツ4Sタイヤもセットされている。
この車両は“サーキットパック”と呼ばれる「TOYOTA」 GAZOO RACING(ガズー・レーシング)」 のヨーロッパ向け特別仕様車として、フロントとリアのトルセン式リミテッドスリップデフ、GRサーキットサスペンション、赤く塗装されたブレーキ・キャリパーなど、走りにこだわった装備を装着して仕立てられたもの。インテリアには、ブラックレザーとアルカンターラトリムのスポーツシートに赤のステッチが施されている。
本稿執筆時点で29件の入札があり、現在の価格は35,250ユーロ(約500万円)を超えている。間近に迫ったオークション終了日(現地時間6月28日)までにはさらなる入札が見込まれるため、この特別なGR YARISに興味がある方は今すぐこちらで確認して欲しい。