英 prodrive 社が約7,600万円超えの Impreza WRX restomod を発表
25台の限定生産で0 – 100km/hに到達するのにわずか3.5秒



英国のモータースポーツ・エキスパートである「prodrive(プロドライブ)」は、「SUBARU(スバル)」Impreza(インプレッサ)WRXのWRC制覇25周年を祝福するモデルとして、限定生産の“restomod(レストモッド)”を製作、現代に復活させた。
この聞きなれない言葉、“restomod”とは、“Restore(レストア)”と“Modify(モディファイ)”あるいは“Modernized(モダナイズド)”を組み合わせた造語で、オリジナルをリスペクトして作られている新車、つまり新旧のテクノロジーをミックスし、クラシックなスタイリングと現代の快適性、パフォーマンス、信頼性を両立させた新しいクルマのカテゴリーといえる。
“P25”と名づけられたこのモデルは、1997年当時のImpreza WRX “22B”のスタイリングをベースに、「SUBARU」BRZや「TOYOTA (トヨタ)」GR86に搭載されている最新の2.5 リッター・フラット4ボクサーエンジンを搭載し、全輪駆動にパドルシフト付きの6速シーケンシャルギアボックス、アンチターボラグシステム、更にWRCカー譲りのローンチコントロールシステムにより、最高出力405ps、最大トルク61kg-mを発生する最新スペックにアップデートされている。
また、ボディにカーボンファイバーを用いるなどして、車両重量は1200kg以下に抑えられ、その走りは0-62mph(約100km/h)をわずか3.5秒で到達するというハイパフォーマンスぶりだ。なお、お披露目は6月23日(現地時間)から英国で開催される自動車イベント「Good Wood Festival Of Speed(グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード)」で一般公開される予定となっている。
「prodrive」P25は、わずか25台の限定生産で、現地価格は56万3,483ドル(約7,680万円)。日本での輸入販売は明らかにされていないため 詳しい内容を知りたい方は、同社の公式サイトで確認してみよう。