Banksy が英国の芸術大学の名誉教授に就任
ステンシルアートの講義はありません
覆面アーティストのBanksy（バンクシー）が、英国において160年以上の歴史をもつUCA芸術大学（University for the Creative Art）の名誉教授に就任したことが明らかになった。
『THE ART NEWSPAPER』の報道では、Banksyは彼の人道的な功績と世界のアートシーンに与えた影響を認められ、同大学から名誉教授の称号を授与されたという。しかし、この称号はBanksyにとって単なる“肩書き”であり、実際に彼が大学でステンシルアートの講義をしたり、政治的な議論を学生と交わすことはないようだ。UCA芸術大学の広報担当者によると、Banksyは名誉教授の称号を与えられたことに対して受諾を確認する以外の返答はしておらず、また7月6日（現地時間）にロンドンの『Royal Festival Hall（ロイヤル・フェスティバル・ホール）』で行われる授賞式にも出席しないとのこと。
なお、同大学の名誉教授には、デザイナーのTerence Conran（テレンス・コンラン）やグラフィックアーティストのMorag Myerscough（モラグ・マイヤースコー）、チェロ奏者のJulian Lloyd Webber（ジュリアン・ロイド・ウェバー）といった錚々たる人物が名を連ねている。
