藤原ヒロシも訪問した英モータースポーツの祭典 グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードをレポート
自動車文化の最新かつ最高の成果を目にすることができるラグジュアリーなイベント
すべてのカーマニアが開催を待ち望んでいたイベント「Good Wood Festival Of Speed（グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード：FOS）」が6月23〜26日（現地時間）の期間に英国にて行われた。自動車カルチャーの最新かつ最高のものを目にすることができる本イベントでは、自動車メーカーやチューナー、そしてエンスージアストが一堂に会し、会期中は「Mclaren（マクラーレン）」F1 GTRを筆頭に、「Ferrari（フェラーリ）」F40や“restomod”化された「Porche（ポルシェ）」928といった名だたる車が所狭しと並び、ファンにはたまらないメモリアルな週末となったようだ。
ラグジュアリーな雰囲気のサルーンカーや高級スポーツカーだけでなく、今回は日本が発祥と言われるドリフトアクションも行われ、「日産」GT-Rなどの日本を代表するチューニングカーがワイルドなエンジン音を立てながらタイヤを滑らせ、特設コースを駆け抜けて行く姿に酔いしれるオーディエンスの姿が数多く見受けられた。本イベントは新車や特別仕様車の発表の場としても使われており、今回も多くのスペシャルな車が多数登場した。身近な所では、「BMW（ビーエムダブリュー）」のフラッグシップモデル M3のTouring（ツーリングモデル）がお披露目されて話題を独占。これは「BMW」M3の40年の歴史の中で初めてのワゴン型モデルであり、多くの人だかりが出来ていたことから、M3が「BMW」ファンや車好きの間で相変わらずの人気を博していることが証明された形だ。また、先日の投稿でアナウンスされた「Bentley（ベントレー）」の Continental GT Mulliner（コンチネンタルGTマリナー）も公式にお披露目され、同じく以前ご紹介した「prodrive（プロドライブ）」のP25“restomod”も特設コースで熱い走りを見せていた。
更に注目は、『HYPEBEAST』ではお馴染みの藤原ヒロシ。彼は自身の『Instagram』で「FOS」に参加していた様子を公開しており、大きな反響を呼んでいる。さらに、「Maserati（マセラティ）」の公式『Instagram』でもHFが同メーカーのフラッグシップスポーツモデル MC20のパッセンジャーシートに座り、特設コースでのランを待つ様子がアップされていた。
これだけの規模で新旧さまざまなプロダクションカーや、過去に活躍したレーシングマシン、更に歴史に名を刻んだドライバーなどが一堂に会するイベントを開催するのは並大抵のことではない。このフェスティバルの主催者であるリッチモンド公爵家のThe Duke of Richmond（リッチモンド公、現在11代目）は、グレートブリテン島南岸、チチェスター北部の丘陵地に12,000エーカー（約4千8百56万平方メートル、東京ドーム約1043個分）の広大な私有地を持ち、カントリー・ハウスや牧草地、リゾートホテル、ゴルフコース、競馬場、そして空港まで所有している。「FOS」の会場となっている『Goodwood Circuit（グッドウッド・サーキット）』は、それらのほんの一部だというから驚きだ。なお、今回のHFの「FOS」訪問では、豪華な邸宅の書斎でリッチモンド公と歓談している姿も『Instagram』で公開されている。
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この地での次のイベントは、9月16〜18日（現地時間）の期間に開催されるクラシックカーによる本格レース「Good Wood Rivival（グッドウッド・リバイバル）」が控えている。こちらは参加するドライバーやスタッフだけでなく、観客までもが1950〜60年代のファッションで着飾って参加するという特別なイベントだ。マニアックなクルマ好きの方は、是非自身のカレンダーに予定を刻んでおきたい。
