オーランド美術館に展示されていたバスキア作品が FBI によって押収される
贋作の疑いで計25点の絵画を押収
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「FBI(Federal Bureau of Investigation:連邦捜査局)」が作品の信憑性を疑い、アメリカ・フロリダ州の『オーランド美術館』に展示されていたJean-Michel Basquiat(ジャン=ミシェル・バスキア)作品とされる計25点の絵画を押収した。
『The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)』によると6月25日(現地時間)の朝、12人以上の「FBI」捜査官が『オーランド美術館』に到着してすぐに逮捕状を提出し、展示されていた壁から計25点の作品を外し始めたとのこと。『オーランド美術館』の代表者であるEmilia Bourmas-Fryは、「美術館が調査の対象であることを私たちがまだ信じていないことを問題視することが重要です」とEメールでの声明で述べている。
謀略と郵便通信詐欺という2つの犯罪の可能性に基づいて発行された41ページにわたる宣誓供述書において「FBI」は、ギャラリーを調査しているうちに“偽の情報源を使用して絵画を販売しようとしていることが明らかになった。銀行の記録は贋作に投資させるための可能性を示している”と述べた。なお、『オーランド美術館』と絵画の所有者は、これらのBasquiat作品は2012年にロサンゼルスの保管庫の中で発見されたものだと語っているとのこと。