FIAT が同社初の電気自動車 500e を発表

イタリアの自動車ブランド「FIAT（フィアット）」は、初の純電気自動車となる“FIAT 500e（フィアット・チンクエチェント・イー）”を発売。

500eのエクステリアは歴代チンクエチェントから受け継いだアイコニックなイメージを踏襲しながらも完全なる新設計で、全長3,630mm × 全幅1,685mm × 全高1,530mmという日本の道路環境下でも扱いやすいボディサイズに設定されている。EVならではの新しい運転感覚を提供する一方、あらゆる人にとって親しみやすい、「FIAT」車のDNAを継承した1台だ。

ボディバリエーションは、3ドアハッチバックと電動開閉式ソフトトップを備えたカブリオレの2種類が設定され、カブリオレモデルは現在のところ電気自動車では唯一無二の存在であり、EVならではの静粛でスムーズなドライブとオープンエアの楽しさが組み合わされた1台となっている。インテリアは、「FIAT」のロゴをあしらったモノグラムのシート表皮や、トリノの街並みが描かれたスマートフォントレイ、ドアハンドル底面にあしらわれた“Made in Torino”の文字や“Nuova 500”のイラストレーションなど、遊び心のあるデザインが散りばめられている。パワートレインは最高出力87kW（118ps）、最大トルク220Nmの電気モーターを搭載。バッテリーは42kWhのリチウムイオンバッテリーを床下に配置し、コンパクトなサイズながら最大335kmの航続可能距離（WLTC）を達成する。

他には車両接近通知装置（AVAS）のサウンドにもこだわっており、イタリア人作曲家（ニーノ・ロータ）によるメロディを乗せたオリジナルのサウンドを採用し、車両の接近を心地よいメロディで周知。また起動ボタンを押した際にはユニークなサウンドで確認ができる。120年を超える歴史の中で培われた「FIAT」の車作りの哲学や愛らしいデザイン、最先端の先進技術が結集された新世代の“500e”は、6月25日(土)より全国の「FIAT」正規ディーラーを通じて販売開始。価格は、450万円から495万円（税込）となる。その他について、詳しくはこちらから確認しよう。