2000年代に世界を席巻した LimeWire が NFT マーケットプレイスとして復活
暗号通貨を使用せずクレジットカード介してNFTが購入できるシステムを導入
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2000年に登場し、一時は数千万人の月間ユーザーを誇ったファイル共有サービス『LimeWire(ライムワイア)』が、このたびなんとNFTマーケットプレイスとして復活することが明らかとなった。
音楽や映画などのコンテンツを無料でオンライン共有できることから、海賊版の違法アップロードを助長させるとして、裁判所により差し止め命令が下り、2010年にサービスを停止していた『LimeWire』。今回、権利を獲得したオーストラリアの起業家 Julian Zehetmayr(ジュリアン・ツェートマイヤー)とPaul(ポール)兄弟は、ストリーミングサービスとしてLimeWireを再起動させるのではなく、アーティストによる独占的な音楽やアートをコレクターに直接販売するためのNFTマーケットプレイスとして復活させるつもりだといった旨のコメントを発表している。
NFTの購入には暗号通貨が使用されるのが一般的だが、『LimeWire』ではイーサリアムやビットコインではなく、クレジットカードで直接購入可能な“LMWR”トークンを介して、顧客が簡単にNFTが手に入れられるシステムを導入する方針とのこと。現在、この新生『LimeWire』は、5月のローンチに向けてウェイトリストへの登録を受け付けており、より多くの知り合いを招待した1万人のユーザー限定で特別版のNFTを贈呈する予定。なお、本マーケットプレイスでは、2022年末までに100万人の著名なアーティストと提携することを目標としている。