唯一無二の世界観を体現する ASICS SportStyle のポップアップイベント

パリと香港のフォトレポートや〈ASICS SportStyle〉統括部のウエダ タカユキとムラカミ エリコのインタビューから、他とは一線を画すポップアップの全貌に迫る

フットウエア 

去る11月9日〜10日(現地時間)の2日間にかけて香港で開催した「Hypefest(ハイプフェスト)」にて、〈ASICS(アシックス)〉の展開するライフスタイルライン〈ASICS SportStyle(アシックススポーツスタイル)〉がSPACE AGEデザインをコンセプトとしたポップアップ体験スペースを展開。〈Dime(ダイム)〉や〈HAL STUDIOS®(ハル スタジオ)〉とのコラボレーションモデルを発売するなどし、話題となった。

今年の「Hypefest」のために特設された本ポップアップ体験スペースでは、近未来を連想させるサイバーテックな空間が広がり、各所にGEL-KINETIC™ FLUENTやGEL-KAYANO™ 14といったインラインシューズの新作や、最新のコラボモデルなどが並べられた。加えて、音楽イベントでフルエナジーで身体を動かすことから、心と身体を休ますことが出来る“SPACE AGE DESIGN”をモチーフにした空間が展開されており、ここでは多くの人が音楽イベントの合間に、ゆったりと休みながら記念撮影を行なっていた。

また、〈ASICS SportStyle〉は、2025年春夏シーズンのパリ・ファッションウィーク・メンズにあわせて6月20日〜22日(現地時間)の期間にポップアップイベントを開催。GEL-QUANTUM™ 360 VIII DIGITUNE、GEL-NIMBUS™ 10.1、Celebration of Sportsコレクション(GEL-QUANTUM™ 360 VIIIおよびGT-2160™)といった注目のインラインモデルが展示され、空間再現ディスプレイを用いて開発された3D Shoes Viewerなども設置された。

定期的に行われている〈ASICS SportStyle〉のポップアップイベントは、今年に限らず、例年スポーツブランドの枠組みを超えた画期的なプロジェクトとして注目を集めており、ブランドのビジョンを強く反映させた〈ASICS〉ならではのイベントとなりつつある。

本稿では、今年の「Hypefest」に特設された〈ASICS SportStyle〉のポップアップ体験スペースと、パリ・ファッションウィーク・メンズ期間中のポップアップイベントの様子をフォトレポートで振り返り。あわせて、〈ASICS SportStyle〉の統括部デザイン部部長のウエダ タカユキ(Takayuki Ueda)とマーケティングチームPR担当のムラカミ エリコ(Eriko Murakami)へのインタビューから、他とは一線を画す〈ASICS SportStyle〉のポップアップイベントを紐解いていく。


Hypebeast:まずは、インラインやコラボレーションなどの多数のモデルが披露された香港とパリのポップアップ体験スペースにて、評判のよかったモデルを教えてください。

ウエダ タカユキ(以下、U):現地では話題性の高いコラボだけではなく、インラインに関しても多くの関心をいただけました。例えばパリの時は、テック感の強い個性あふれるデザインが特徴的なGEL-NIMBUS™ 10.1やGELテクノロジーを主役とするGEL-QUANTUM 360™シリーズを紹介させていただいたのですが、どちらも高い評価を得ることができましたね。また、香港では新作のGEL-KINETIC FLUENT™️をデジタルインスタレーションとともにお披露目していたのですが、そちらに関しても会場で買えないのかという数多くのお問い合わせをいただきました。

各地域やエリアごとに人気のあるモデルの傾向に違いはありますか?

U:やはり違いはありますね。今は、テクノロジーの発展により世界中の情報にアクセスできる時代であり、以前よりも世界的なトレンドが生まれることが多くあります。そのため、どのタイミングでどの地域から発信され変化が起こるかということや、各地域のコミュニティーやカルチャーのそれぞれの特色などを注視していて。グローバルブランドとして、そこでキャッチした多様性を反映させつつ、プロダクトポートフォリオの幅を持たせることで、市場変化に対して常に新たな流れを創り出そうとしています。

それぞれのポップアップイベントにおいて共通するコンセプトを教えてください。

ムラカミ エリコ(以下、M):私達のポップアップイベントは、ブランドスローガンとして掲げている“Sound Mind, Sound Body,”を反映する空間に仕上げています。また、2024年はASICS全社で“Move Your Mind with ASICS”というシーズナルメッセージを掲げていたため、見た人が驚きや喜びを感じ、心が動かされるようなものを作ることを心掛けていました。

他では見られないような、ユニークなインスタレーションや展示物、空間などもそういったコンセプトが反映されているのでしょうか?

M:はい。“Sound Mind, Sound Body”は、身体を動かすことで心もアップリストされるという意味合いも持つため、インスタレーションや展示物には常に“Movement(動き)”と“Uplift(感情がポジティブとなること)”を表現する要素が含まれています。イベントなどを企画する際には、お客様の感情をポジティブにするためにはなにを用意すれば良いのかを考えています。

現地での反応はいかがでしたか?

M:多くのゲストからポジティブなコメントをいただけました。そして、数多くのメディアにも取り上げていただき、コラボレーションのみならずインラインやASICS SportStyleへの注目度も高くなっていると実感しました。

ありがとうございます。それでは最後に、ポップアップイベントを開催する意義を教えてください。

M:5年前にできたASICS SportStyleというカテゴリーをまだご存知ではない方も多くいらっしゃるかと思います。我々は、​これまで培ってきたスポーツテクノロジーと充実したスタイルを融合させることで、誰もがアクティブなライフスタイルを実現するサポートをすることを目標としています。アクティブなライフスタイルをサポートするため、フットウェアだけでなく、アパレルも含めた全身のコーディネートの提案、かつそれらと共にどの様に我々がカルチャーと共存しているかを伝えていくことが出来ればと考えています。ポップアップイベントは、お客さまに私たちのカテゴリーを深く知っていただくため、そしてイベントを通してお客さまに“Sound Mind, Sound Body”を体感して頂き、少しでもUpliftされ、アクティブなライフスタイルを送ってほしいという思いから開催しています。2025年は、これまでとは全く異なる形の、みなさんに更にワクワクして頂ける様なイベントがパリと日本で開催される予定です。ぜひSNSなどで最新情報をフォローしていただき、機会があればASICS SportStyleの世界を体験しにお立ち寄りください。

各アイテムの詳細や今後の動向に関しては、ブランドの公式ウェブサイトか公式SNSを訪れてチェックしておこう。

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Presented by ASICS SportStyle
インタビュアー
Yuki Abe
Writer
Atsutaro Ito
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