空気清浄機とヘッドホンを兼ねた Dyson Zone™ の仕様が公開
空気清浄機能は0.1ミクロンの大きさまでの粒子を99%ブロックすることが可能
サイクロン式掃除機や扇風機などのハイエンド電気機器製品をプロデュースする「Dyson(ダイソン)」は、空気清浄機付きヘッドフォン「Dyson」 Zone™を開発し、その仕様を公開した。2022年3月にこのウェアラブルデバイスの発表を行ない、当初は2022年秋から一部地域で販売が開始とアナウンスされていたが、ようやく生産スケジュールに目処がついたようだ。
このデバイスは静電フィルターを搭載し、最長12ヶ月フィルター交換不要で使用することができる。このフィルターは、カリウムを含む二層構造になっており、二酸化窒素、二酸化硫黄、オゾンなどの酸性ガスを捕集することができる。「Dyson」は、このフィルターが0.1ミクロンの大きさまでの粒子を99%ブロックすることが可能であるとしている。
一方ヘッドホン機能は、最大38デシベルのノイズキャンセルが可能で、40ミリのネオジムドライバーを搭載し、プレミアムな音質を実現している。操作は『MyDyson』アプリを通じて、Dyson EQ、Bass Boost、Neutralの3つのオーディオモードに切り替えることが出来るようだ。更にBluetooth 5.0に加え、様々な音質・音響オプションをサポートする。
2,600mAhの内蔵バッテリーを搭載し、フル充電(USB-C経由で3時間)した場合、約50時間のリスニングが可能。空気清浄機能付きバイザーを低設定で使用した場合、バッテリーは4時間使用可能で、中設定と高設定を使用した場合は2.5時間、1.5時間に減少する。
色は“Ultra Blue/Prussian Blue”と“Prussian Blue/Bright Copper”の2色展開で、同梱物として2つ目の静電カーボンフィルター、キャリングポーチ、バイザースリーブ、クリーニングブラシ、機内用アダプターキットが付属している。
「Dyson」 Zone™ヘッドフォンの北米での価格は949ドル(約12万8,000円)で、2023年3月から米国で予約販売を開始する予定。その後「Dyson」ストアおよびウェブサイトにて順次発売される予定とアナウンスされている。日本への導入は今のところ未定となっているが、「Dyson」ジャパンの公式ウェブサイトで商品情報がアップされているので、気になる方はチェックしておこう。