Apple が開発する EV “Apple car” の完全自動運転システムは断念か
エクステリア・デザインもまだ試作前の段階でデビューは2026年に延期されたもよう
米ビジネス情報誌『Bloomberg(ブルームバーグ)』によると、「Apple(アップル)」がコードネーム“Project Titan”と呼ぶ開発中のEV “Apple Car(アップル カー)”の生産に関して、最初のデビューから完全な自律走行を行うというプランは無くなるだろうと伝えられている。
生産準備中の“Apple Car”はハンドルやペダルのない車両デザインを断念し、自動運転コンポーネントは高速道路でのみ利用可能になると伝えられている。「Apple」はこのクルマのコンセプト・レンダリングのようなものを未だ明らかにしておらず、発売時期に関してもは2026年に延期されたようだ。
噂のEVは乗員が高速道路を走行中にビデオを見たり、ゲームしながら課金を払ったりすることができるように、完全な自律走行が出来ることを目標に設定されていた。ただし悪天候の時や市街地など運転手による手動での運転が必要な場面では、完全自動運転ではなくシステムがユーザーに警告を行えるように設計されている。「Apple」は“Apple Car”をまず北米地域でデビューさせ、その後徐々に機能の改善や拡張を行っていきながら、完全自動運転に近づけて世界的に売り出すことを計画している。
また“Apple Car”のエクステリア・デザインについては「まだ試作前の段階にある」とも報じられている。「Apple」からはこの進捗状況について公式なコメントは出されていないが、開発チームは前途多難なプロジェクトに対して諦めず、実現に向かって動いていることは確かなようだ。