リアル・マドリードの FW ベンゼマがバロンドールを初受賞

「FIFA ワールドカップ カタール2022」が目前に迫る中、サッカー専門誌『France Football（フランス・フットボール）』の選出する2021～22年の最優秀選手賞 バロンドールが発表され、フランス代表でレアル・マドリード所属のKarim Benzema（カリム・ベンゼマ）が初めて受賞した。

Benzemaは現在34歳10カ月で、この歳での受賞は1956年の元イングランド代表 Stanley Matthews（スタンリー・マシューズ、当時41歳）に次ぐ、史上2番目の年長記録となった。

レアル・マドリードのストライカーである彼は、Kylian Mbappe（キリアン・ムバッペ）、Erling Haaland（エルリング・ハーランド）、Robert Lewandowski（ロベルト・レヴァンドフスキ）といった面々を抑え、2021-2022シーズンではレアルをリーガ・エスパニョーラ優勝とUEFAチャンピオンズリーグ優勝に導くなどのセンセーショナルな活躍により、男子サッカーで最も権威のある賞を獲得するに至った。

Benzemaはこれまで、Kaka（カカ）やCristiano Ronaldo（クリスティアーノ・ロナウド）、そして最近ではMbappeの脇役としてキャリアの大半を過ごしてきた。そして現在、35歳の誕生日を2カ月後に控えた彼は、バロンドールというサッカー選手のとしての金字塔を手に入れたのである。

フランス・パリのシャトレ劇場で行われた豪華なセレモニーで、初のバロンドールを授与されたBenzemaは、壇上での受賞コメントで「フランス代表から外れた時期もあったが、僕は決して努力をやめなかったし、あきらめもしなかった」と語った。続けて「これまでの道のりを本当に誇りに思う。簡単なことではなく、難しいことだった。今日、初めてこの場所に来られて幸せだし、自分の仕事に満足しているし、これからも続けていきたい。レアル・マドリードとフランスのチームメイト、監督、今晩ここにいるレアル・マドリードの会長、そしてリヨン会長のJean-Michel Aulas（ジャン＝ミシェル・オーラス）のサポートに感謝したい。個人的な賞ではあるが、多くの人に感謝しなければならない。僕の受賞は関わったすべての人のおかげで、集団的な賞であることに変わりはない」と語った。

「FIFA ワールドカップ カタール2022」でBenzema率いるフランスは、日本時間の2022年11月23日（日）4:00にオーストラリアと対戦予定。今年の世界No.1プレイヤーの試合をお見逃しなく。

KARIM BENZEMA IS THE 2022 BALLON D’OR! ✨@Benzema@realmadrid#ballondor pic.twitter.com/TXLkHJIhJM

— Ballon d'Or #ballondor (@francefootball) October 17, 2022