英テック企業 Nothing の新製品 Ear(stick) がついにお披露目
10月29日(土)に公式ウェブサイトなどで先行発売
『Hypebeast』でも度々ご紹介している英国発のテック企業「Nothing(ナッシング)」からのリリース製品第3弾として、新型ワイヤレスイヤホン Ear(stick)が発売される。2021年にデビューしたear(1)に続くワイヤレスイヤホンの登場だ。
9月に行われた2023年春夏シーズンのロンドン・ファッションウィークでは、デザイナーズブランド〈Chet Lo(チェット・ロー)〉のランウェイ・ショーにも登場し、独特の形のケースに入ったそれは現地で大きな話題となっていた。そのアピアランスと機能美は秀逸で、ハーフインイヤー型のデバイスデザインはリップスティックのシルエットにインスパイアされたというコンパクトな円筒形のケースに収納され、最大29時間の再生時間と12.6mmのカスタムドライバーを搭載している。このドライバーは高域と低域の豊かな音質を実現するのに十分な大きさでありながら、耳に心地よくフィットするサイズとなっている。
「Nothing」はこのデバイスを“これまでで最も先進的なオーディオ体験”と呼んでる。Bass Lock Technology(バスロック・テクノロジー)と呼ばれる機能を搭載したEar(stick)は、スマート・ソフトウェアを利用してユーザーの外耳道のサイズを測定し装着中に失われる低音の量を割り出すことにより、イコライザーのカーブをユーザーごとに最適なレベルに調整するという。さらに「Nothing」のClear Voice Technology(クリアボイス・テクノロジー)の次世代バージョンを搭載し、3つの高解像度マイクを使い、統一されたアルゴリズムで大きなバックグラウンドノイズをフィルタリングする。
Ear(stick)は、アンテナを顔から離して設置することで電波の遮断を軽減するよう設計され、また、両耳のイヤホンにはプレスコントロールが搭載されており、再生、一時停止、曲のスキップ、音声アシストの起動、音量変更などを本体で直接行うことができる。当然ながらNothingのPhone(1)との相性は抜群で、クイック設定でイヤホンのジェスチャーやEQの設定をシームレスにカスタマイズできるのだが、iOSおよびAndroidユーザーの場合、それらの機能は「Nothing」の新しいアプリを利用することにより調整できるようだ。
日本での正式販売は11月10日(木)となっているが、このたび先行販売がアナウンスされており、10月29日(土)から「Nothing」の公式ウェブサイトおよび渋谷のセレクトショップ『KITH TOKYO』および二子玉川の『蔦屋家電』にてリリースを開始するとのこと。以下の動画でにEar(stick)をパッケージから開封する様子と商品レビューをご覧いただけるので、興味が湧いた方は販売店に足を運んでみてはいかがだろう。