YEEZY スニーカーの生産中止を受けて転売価格が高騰か?
YEEZY BOOST 350 “Pirate Black”などの初期モデルが高騰する可能性大
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〈adidas(アディダス)〉とKanye West(カニエ・ウェスト)改めYe(イェ)とのパートナーシップ契約解消のニュースを受けて、同社が生産/販売を担ってきた〈YEEZY(イージー)〉のスニーカーの2次流通市場での取引価格は、今後より高騰してくのではとの噂がスニーカーフリークの間で広まっている。
Yeが〈adidas〉とパートナーシップ契約を結び、〈YEEZY〉のスニーカーが初登場したのは2015年。その後数シーズンの間に発売されたモデルはどれも瞬く間に完売し、2次流通市場では定価の数倍の値段で取り引きされていた。ところが、近年では特定のモデルを除き、転売価格は徐々に低下することに。あるリセーラーは「YEEZYのスニーカーを持っていることの目新しさは既に失われている。今は平均50ポンド(約8,500円)程度の利益が出ればラッキーだよ」と語っていた。
しかし、今回の契約解消により事態は一変。あらゆるリセールサイトのデータを集計している『WANTD』のCEOを務めるRick Nariani(リック・ナリアーニ)によると、ここ数日で2次流通市場での〈YEEZY〉スニーカーの取引量が増加し始めているという。彼曰く、10月25日午前(現地時間)に最も多く売れたスニーカーのトップ25には、〈YEEZY〉が9モデルがライクインしていたそう(*前週のトップ25に入っていたのは、6モデルのみ)。また、『eBay』でスニーカーを販売しているリセーラーは、YEEZY BOOST 350 “Pirate Black”などの初期モデルは50%近く値上がりする可能性があると予想。その他の著名なリセーラーも、〈YEEZY〉シリーズの価格は今後高騰すると見込んでいる。なお、現在日本の卸先でも既に〈YEEZY〉スニーカーの回収が始まっているとのこと。