八村塁のダブルダブルの活躍もウォリアーズが NBA Japan Games 2022 を連勝で終える
前半のみの出場となったステフィン・カリーは17点の活躍

ゴールデンステート・ウォリアーズとワシントン・ウィザーズによる日本でのNBA公式試合「NBA Japan Games 2022(NBA ジャパンゲームズ 2022)」の第2戦が、10月2日に『さいたまスーパーアリーナ』にて行われた。初戦は、終始ローススコアの展開となったが、ベンチから出場したJames Wiseman(ジェームズ・ワイズマン)の20得点などの活躍によって、96-87でウォリアーズが勝利。八村塁率いるウィザーズが借りを返すのか、注目の第2戦が幕を開けた。
試合前の挨拶は、第1戦に続き、ウィザーズから八村塁が、ウォリアーズからDraymond Green(ドレイモンド・グリーン)が登場。両選手ともに「日本での滞在が素晴らしいものになっている」という旨をコメントした。残念ながら、Bradley Beal(ブラッドリー・ビール)とKlay Thompson(クレイ・トンプソン)は欠場となったが、ウォリアーズがJordan Poole(ジョーダン・プール)の3ポイントで先制し、Andrew Wiggins(アンドリュー・ウィギンズ)のダンク、Draymondの3ポイントなどで9-2とスタートダッシュに成功。1試合目は6得点だったStephen Curry(ステフィン・カリー)も1Q残り8分過ぎに十八番の3ポイントで初得点。一方のウィザーズは、Monte Morris(モンテ・モリス)とKristaps Porzingis(クリスタプス・ポルジンギス)の連続得点、八村塁の3ポイントププレーで引き離されまいと食らい付く。そのままウィザーズがじわじわ差を詰めて、第1Qをウォリアーズが26-ウィザーズが25で締めくくった。第2Qに入ると、両チームの得点が止まったまま硬直状態だったが、フリースローでウィザーズがこの日初めて同点に。その後は、八村塁やCurryが再度コートにエンターし、試合が動き出す。残り7:08での八村塁によるダブルクラッチからの3本ポイントプレーによって、34-33とウィザーズがついに逆転。Curryは2Q終盤にかけて尻上がりに調子をあげ、2本の3ポイントやPorzingisとの1on1で会場を沸かし、前半で17点まで伸ばしてきた。一進一退の攻防が続き、ウィザーズが何とかリードを保つ形で56-55で前半を終了した。八村塁は前半11点、7リバウンド。
後半に入ってもウィザーズは、八村塁、Kyle Kuzma、Kristaps Porzingisらスターターがプレーを続け、残り9:15時点で68-56と二桁まで点差を伸ばす。八村塁は残り3:55で試合を後にし、後半は得点がなかったものの11点、10リバンドのダブルダブルでチームを牽引した。85-74とウィザーズのリードで迎えた最終4Qに突入し、そのまま逃げ切るかと思いきや、ウォリアーズが徐々に点差を詰め、残り4:04でついに91-91の同点に。そのまま逆転に成功し、104-95で試合終了。「NBA Japan Games 2022」の優秀の美を飾った。