Apple のUSBケーブルに酷似したハッキングツールの最新版がリリース
「Apple」ユーザーの個人データを盗めるハッカー御用達のプロダクトが販売中
昨今「Apple(アップル)」ユーザーの間では、O.MGケーブルと称されるプロダクトが話題となっている。“世界で最も危険なUSBケーブル”と謳うその製品は、見た目は「Apple」のLightning ケーブルと酷似しているが、実際にPCに挿すと端末に入力されたパスワードなどのすべてのデータを記録し、そのデータを外部に送信できるという極めて悪質なハッキングツール。そんな驚きの機能をもつO.MGケーブルの最新版がこの度リリースされた。
O.MGケーブルは、MGと名乗るセキュリティ研究者が開発したもので、ハッキングツールの通販サイト『Hak5』を通して販売されている。先日リリースされた最新版のO.MGケーブルには、新たにキーロガーが搭載され、さらにジオフェンシング機能が追加されているという。これによってユーザーは1マイル(約1.6km)以上離れた位置にある端末のデータの送受信が可能に。その他にはキーボードマッピングの変更機能や、システムの脆弱性を利用して特定のデバイスのIDを偽造する機能などが備えられている。
最新版のO.MGケーブルは、現在『Hak5』の公式オンラインストアにて販売中。
New: tried out the newer OMG Cables, one being a Lightning to USB-C cable that looks identical to the real Apple one. But it silently sends everything you're typing on your keyboard to an attacker's device potentially a mile away https://t.co/vJU4MjiQiu pic.twitter.com/FZjEEFVZ2V
— Joseph Cox (@josephfcox) September 2, 2021
Top story: @_MG_: 'Lots of people asked for detections and defenses. So I made one.
Malicious Cable Detector by OMG (@MischiefGadgets)https://t.co/ufJi0yCYqg ' pic.twitter.com/8ikSnYYRjq, see more https://t.co/zbhwjESY3Q— Bhavuk Arora (@BhaavukAroraa) August 25, 2020